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今さら遅い [時事ネタ]

 私は大阪市長が府知事に就任してからずっとその動向に注目し、彼がなにやら思いつきで発言し、それが理不尽やと思うたら、率直に批判してきた。知事に当選した時に、彼の眼は実は国政に向いているんやないかと感じていたし、何かというと喧嘩を売っては「敵」を叩きつぶそうとする手法には常に反対してきたつもりであります。
 ところがですね、彼が府知事の時代にはその人気のせいか週刊誌も新聞も彼を悪くは書かなんだ。コストカットのために非常勤職員の首を切ったり中小企業への補助を減らしたりというあたり、もっともっと大きくとりあげてほしかったのに。
 で、現在、週刊誌各誌や出版社が彼に対する批判記事を掲載したり、批判本を出したりしている。
 なんでか。
 それは彼が国政に打って出ると明言したからやろうね。大阪でやっている間は対岸の火事に過ぎなかったのが、自分らの足下に火がまわってきそうやからと違うかな。
 そやから、私は最近やっと増えつつある市長への批判記事に対しては実は冷やかに見ている。東京のメディアの身勝手さそのものやと思うからね。
 実は全国紙から地方紙まで新聞社説をずっと保存し続けてきて、地方紙は北海道から沖縄まで市長に対する批判をはっきりとしていた。地方行政という視点で見た時に、危機を感じたんやろう。
 大阪市では今大幅なコストカットが示されている。府でやったのと同じこと、いやそれ以上のことをやっている。そして彼が念願の全国制覇を果たし、日本のトップに立った時、日本全国で同様のコストカットが行われるやろう。その時、府知事時代の彼をしっかりとチェックしておかなんだことを恥じていただきたいと、私はメディアに対して腹の中で冷笑しているのであります。

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