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インタビュアーの技量 [テレビ全般]

 今日の甲子園の「ヒーローインタビュー」は待望の同級生トリオ、下柳投手と金本外野手、そして矢野捕手という組み合わせ。前回下柳投手は後輩の関本内野手をいじりながら笑いをとった。この3人やったらさぞかし、と思うていたけれど、意外に盛り上がらない。
 インタビュアーはYTVの若いアナウンサーで、自分が盛り上げようと質問の中に選手たちに言わせたい言葉を盛り込んでしもうてるような感じがした。しかも、例えば矢野捕手なんか、下柳投手にふってほしいおいしい言葉を投げかけてるのに、アナウンサーはそれをすっとばしてしまう。
「またそろってここに立ちたいです」
 矢野捕手がそう言うたんやからここは「下柳さん、矢野さんはああ言っておられますが……」くらいの言葉を投げかけてみたらと思うたんやけれど、そんなん無視。
「それでは下柳さんがしめてください」
 うーむ、最初からそういう言葉を用意していたから、矢野捕手のおいしいネタ振りが無駄になったんやね。インタビューでは相手の言葉を聞きながら臨機応変に質問しておいしい話を引き出していくのが妙味やろうと思うのに。
 そこらあたりうまいのはサンテレビの湯浅アナウンサーかな。まだ若いのにツボを心得ている。おそらく駆け出しのころ、元NHKの大ベテラン土門アナウンサーあたりの指導をうけたんやないかな。あのころ土門さんもサンテレビでよく実況してはったしね。
 せっかくのおいしい顔ぶれやったのに、アナウンサーの技量で面白さが半減してしもうた。残念やなあ。

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奴の背中に立つな [テレビアニメ]

 土曜深夜にやっているテレビアニメ「ゴルゴ13」がむやみと面白い。
 原作の大仰なところやら過剰な部分(汗や唾を飛ばしてしゃべる人たちなどなど)をまるまるそのまま動かしている。ゴルゴ13の背中に立ちかけ、慌てて前にまわる人、なんてのも連続して登場する。マグロ状態のゴルゴ13の上に乗って一人でよがって「あなた最高だわあああーん」などと言う女性もいる。
 「ゴルゴ13」のパロディはわりと目にするけれど、このアニメが一番できがいい。原作をそのままアニメ化したらそれが立派なセルフパロディになっているという、これはなかなか高度な演出テクニックやないかと思う。
 アニメのスタッフの意図がどこにあるのかは私にはわからんけれど、そういう楽しみ方ができるということは、アニメスタッフにセルフパロディであるという意識があるということやないかと考えたりする。
 まあ一度ご覧なさい。とにかくくすくす笑えます。あ、ゴルゴ13の背中がアップで映ったりしたら、テレビの横に回ったほうがよろしいよ。それくらいお付き合いしてあげたらスタッフも喜んでくれることでしょう。

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野田昌宏の死 [追悼]

 SF作家・翻訳家・テレビプロデューサーである野田昌宏さんの訃報に接する。享年74。死因は肺炎。
 こうやって、戦後日本SFを支えてきた人がまた一人去っていく。仕方ないとはいえ、寂しい。
 なんというてもあの「名調子」というべき野田さんの文章をもう新たに読むことがでけへんという、これが寂しい。野田さんの文章を読んだら、そらもう誰もがスペースオペラがどんなに面白いのかとわくわくしてしまうやろう。もっとも実物を手にとって読んだらなんじゃこらというものもありましたけどね。どんなものでもとにかくその面白さを伝えようという、これはもう愛ですよ愛。
 あれは高校時代やったから今から30年近く前になるか。私、映画版の「宇宙からのメッセージ」は見てへんのです。その前に野田さんの書いた小説版を読んでですね、「こんなにおもろいんか?」と見に行った友だちにきいたら、「そんな話と違うぞ」と言われた。そして、その友だちに小説版を見せて、それが野田さんの書きたいスペースオペラで、映画原作と称して自分の書きたいものを書いたらしいということがわかった。ああ続きが読みたい。映画はどうでもええから、小説版はシリーズ化してほしいと思うていたら、なんと小説版「宇宙からのメッセージ」の舞台背景を発展させたシリーズが始まったやないか。その名は「銀河乞食軍団」。小説版「宇宙からのメッセージ」をどこかで復刊せんかなあ。
 SF、特にスペースオペラの「わくわく」という感覚を私らに教えてくれた大恩人。文芸路線も科学路線も、そして通俗路線も、すべて楽しめるのがSFと、それを教えてくれた大恩人。それが野田昌宏さんやった。
 もっともっといっぱい仕事をしてはるんやけれど、それは他の方がそれぞれの立場で書いてはるので。うん、一口で語りつくせるような人やないんやなあ。
 謹んで哀悼の意を表します。

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南海ソフトバンクホークス [プロ野球]

 今日のプロ野球交流戦、阪神タイガース対福岡ソフトバンクホークスは、ホークスが20年ぶりに南海ホークス時代のユニフォームを着用するということで話題になっていた。それも鶴岡一人監督が率いていた黄金時代のユニフォームですわ。
 川崎内野手なんかめちゃくちゃ似合う。シンプルで力強く、かっこいい。胸番号やなくズボンに番号が入っているのも今となっては新鮮や。ユニフォームがオールドスタイルなのに合わせて、着こなしもストッキングを出す昔ながらのものにしている選手が多く、いかにも動きやすそう。
 中継をしていたサンテレビの解説の小山正明さんと福本豊さんも試合そっちのけでユニフォーム談義をしている。なにしろタイガースの交流戦用ユニフォームは背番号のまわりにうすぼんやりと黄色がぼかしで入っているという、あまりぱっとしないものだけに、よけい南海ホークスのユニフォームが強そうに見えます。
 もっとも、現在の福岡ソフトバンクホークスに南海時代からの選手は一人もいてへんのやけどね。数少ない南海時代の生き残りの大道選手は現在ジャイアンツのユニフォームを着てるもんね。
 で、テレビ画面を見ていると「ソ」「神」という表記がスコア部分に書かれている。うーむ、このユニフォームやったら、あえて「南」と書いてほしかったと思うけど、まあそれは無理か。
 南海のユニフォームに一番違和感があったのは王監督やな。なにしろ王監督は南海全盛時代に好敵手として日本シリーズで相手をしていたジャイアンツの人やったもん。個人的には一番南海のユニフォームを着てほしくなかった人、かもしれん。
 実は復刻ユニフォームの公式戦使用の先鞭をつけたのは2005年のタイガースやった。どうせなら、対抗して村山、小山、吉田というあたりの人たちが活躍していた1960年代初めのユニフォームで南海に対抗してほしかったぞ。
 というわけで、次は埼玉西武ライオンズが交流戦後に西鉄ライオンズの復刻ユニフォームを着用するそうなんで、今度はそっちを楽しみにしたい。強い時代のユニフォームは、今は弱いチームでもなんとなく強そうに見せるように思う。
 ということは、おせっかいながらジャイアンツはアディダスの3本線の入ったユニフォームをしばらくやめて川上監督のもと9連覇を成し遂げた時のユニフォームを着てみたらどうか。それでも勝ち星が逃げていくようならどうしようもないけどね。

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遊び心と声優 [テレビアニメ]

 今日アニメ「銀魂」を見ていたら“ドラゴン隊長”というジャッキー・チェンそっくりの人物が登場し、どうも声がジャッキー・チェンを当たり役にしている石丸博也さんに似ているなあと思うたら本物やった。で、“デブゴン”という人物の声も本物っぽいなあと思うたら水島裕さんが声をあてていた。
 最近は前に日記のネタにした「ヤッターマン」のみのもんたとか、あるいは「Yesプリキュア5 gogo」のたむらけんじとか人気タレント本人をそのままアニメの人物として登場させてその本人が声の出演をしているというようなのがちょいちょいあるけれど、なんか本人に遠慮してしまうような展開になるのはしかたないとはいえおもろないと思う。そやけど、今日の石丸さんと水島さんは違うのね。テレビの洋画劇場の吹き替えという意味では本物なんやけれど、ジャッキー・チェン本人でもサモハン・キンポー本人でもないから、香港映画のパロディとして思い切り遊んでる。声優さんも楽しそうにやっているように聞こえる。
 本物なのに本人やないというあたりがポイントなんですかな。声優さんそのものに遊び心があるからかな。むろんスタッフの遊び心が一番なんやけれど。
 ところで松竹が制作している「レスキューフォース」という特撮番組で、悪役三人組の声を漫才師の安田大サーカスが担当していて、これがまたよろしい。というのも、スーツアクターさんがいかにも安田大サーカスらしい動きをするからなんやね。紙ふぶきまいて「ベタでーす」という定番ネタも披露していたけど、あれも声は本人たちやけれど動いているのはスーツアクターさん。そやのに安田大サーカス本人たちが着ぐるみに入ってたんと違うかというくらいぴたっとはまってた。これもまた遊び心の生んだ楽しさやろうな。

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安全か弁当か [時事ネタ]

 府下の小学校や支援学校に配備された警備員は、不審者が小学生などを襲うというのに対して一定の抑止力になっていたと思う。
 赤字解消も必要やけれど、もしこの警備員を廃止して、もし待ってましたとばかりに小学生たちに危害を加えたりする事件が起こったら、その責任は知事が一身に受ける。それくらいの覚悟は必要やないかなあと私は思うのですね。
 そんな大切なものを切り捨てて、新たに予算案に計上するのが、中学校で生徒に弁当を配るというプランなんですね。
 優先順位が違うように私には思えるんやけれど。根本的な価値観が違うんかな。
 まったく理解できません。せめて警備員が不要であるとする根拠と中学校に弁当を配ることが重要であるとする根拠をしっかりと示してくれんと。

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メタボリック検診は闇の秘密結社の陰謀だった! [日常生活]

 今日はとにかくよう歩いた。通勤時の分はさておき、授業で障害のある生徒と往復1時間くらい歩いて地元の図書館に行ってみたり、放課後、そのうちの一人の宿題にかかわって往復20分くらい歩いたり。別にメタボ対策というわけやないけれど、これだけ歩いたら汗もかくし普段デスクワークでなまっている筋肉にもさぞかし刺激を与えたことでしょう。
 もっとも、これを毎日やるくらいやないとメタボ対策にはならんのやけれど。
 あ、メタボ対策をする気になっておるのか私は。国家が強制的に押し付ける「健康」には私はそうやすやすと服従せんぞ負けへんぞ。
 きっと、「貫禄のある大人」を日本からなくしむやみに若さばかりを重視し幼稚な人間ばかりにしてしまおうという闇の秘密結社の陰謀に違いない。
 どこにそんな秘密結社があるかとあなたはきくやろう。そんなもんわからんのだ。簡単にわかるようでは闇の秘密結社やないやないですか、ねえ。

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メタボ検診 [日常生活]

 愛すれどTigers「平野戦線離脱も林復帰、そして新井200号ホームラン達成」を新規更新しました。

 今日は職場の健康診断。
 バリウム飲んだりというのについては、それで胃の異常が見つかるなら多少胸が悪くなっても我慢する。
 そやけど、腹囲測定に関しては、いわゆる「メタボリック症候群」とやらに対してどういう根拠があるのか疑わしいだけに、拒否したい気分です。体脂肪も身長と体重の比率も無視して胴回りだけで健康か不健康かを判断するというような乱暴な診断が許されてええんか。力士や格闘家もいっしょくたにして「あなたは胴回りが150cmあるから『メタボ』です。というんか。
 まあ私はどこからどう見ても中年ぶとりですけれどね。それはそれ、これはこれ。
 たばこが大人の象徴であり、腹の出たのを「貫禄がついた」と称していた時代もあったのですぞ。そんなんみんな忘れてますか。けっ。

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賃金未払いの「徳育」 [時事ネタ]

 うーむ、アルバイト店員の勤務時間の一部を切り捨て正当な賃金を支払わなかったというような会社の社長には、たとえ御本人は関知してなんだとはいうても、各店舗の店長の違法行為をチェックでけなんだという意味ではやっぱり責任はあるよなあ。
 そして、その方が「教育再生会議」とやらのメンバーで「徳育」を必須科目にするとかいう案を出していたんですから。アルバイトの給料を不当にケチって利益を上げるような行為を許していて「徳育」を語るかという気もいたします。
 まあ、首相交代の結果「教育再生会議」も実質消滅したんやから、もうどうでもええことかもしれんけれど。ただ、首相が交代してなんだら、どんな「教育再生」が行われていたか(実際、教員免許の更新制度なんていうものは実際に制度化されてしもうた)、やっぱり怖いですね。

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