台風なんか嫌い

　台風の影響で昨日から断続的に雨が降り、そのおかげで甲子園で行われる予定やったタイガースとドラゴンズの試合が中止になった。
　１０月から甲子園は改修工事に入るから、ほんまにほんま今日の試合が今季の甲子園での最後の試合やったんや。そしてやね、それを狙うて私はなんとか三塁アルプス席を確保してたんや。
　ああそれなのにそれなのに。これで２年連続甲子園の最終戦を見に行かれなんだやないけー。去年は切符が取れなんだんやから、あきらめもつくわいな。今年は１ヶ月も前から切符を買うてこの日を楽しみにしてたんやでえ。
　秋風が吹くスタンドで、「ああ今年もこれで甲子園での試合はおしまい！」と自分の心の中で気持ちにけじめをつける試合やったんや。ああそれなのにそれなのに。
　今日の試合は１０月の半ばに振り替えられるんやけれど、その時は京セラドームかスカイマークかどっちかになるんや。甲子園で迎える最終戦とはいくぶん違う心持になるやろう。スカイマークはともかく、京セラドームなんか秋風を身に受けることもないやん。
　ええいええい台風なんか嫌いやああああ。

信用のない内閣

　大相撲小言場所「秋場所をふりかえって～立ち合い正常化の中、白鵬独走～」を新規更新しました。

　中山国土交通大臣の辞任に伴い、与党の一部から早期解散総選挙の声が上がってるそうですな。これ以上麻生内閣がぼろを出さんうちに選挙をしてしもうたら民主党に負けたりせんやろうというような考えらしい。
　で、出てきた日付が１０月３日やて。おいおいこらこら、新首相指名からまだ１０日もたたんうちに総選挙ですか。そら無茶ですわ。それやったら福田前首相が自分とその前任者の政治について国民の信を問う形で総選挙をするという形やないと筋が通らんでしょう。
　これは極端にしろ、とにかく早いとこ選挙をすましてしまいたい勢力があるらしい。そんなに麻生内閣を信用でけんというなら、もっと信用できる人に投票したらええのにね。もうなにがなんだか。

２０世紀的放言

愛すれどTigers「藤川100Ｓ、新井復帰！優勝マジック８点灯！」を新規更新しました。

　一昨日の日記で書いた中山国土交通大臣の放言ですけどね、なんか懐かしい感じがするんですな。例えば「日本は単一民族」なんて中曽根首相の時代の失言やないですか。「成田空港反対運動はごね得」にしたって、土地買い上げの資金が潤沢やった高度経済成長期の話みたいやし、「日教組を解体するのが私の使命」に至っては、現在の日教組の組織率の低さやとか、文部科学省によって校長の権限を強くして組合が弱っているという実態にはそぐわんよね。
　つまりこの方の頭の時計は２０世紀で止まってるんですな。自分が大蔵官僚やった時代までは世の中の様子を多少は見ていたんでしょう。でないと官僚はつとまらん。ところが、国会議員になってしもうたら、世の中の動きなんぞ見なくても、選挙では地元の支持者に頭を下げてたら当選するし党内の人事では派閥の長やその時々の権力者のことだけ気にしていたらよい。
　まあこれは私の憶測でしかないんやけれど、一連の放言があまりにも２０世紀的なもんですから、ついそんな風に思わずにはいられんのですよね。こんな方が偉そうに大臣になれたりするのを見ると、ほんまに自民党は一度政権を失うて４年くらい野党として必死に現状に合う政策を勉強しなおさんなん議員がようけいてるん違うかと思うてしまうね。

しぶといなあジャイアンツ

　昼ごろに高校時代の先輩から「今夕甲子園に行かない？」とメールで誘われたけれど、３０日の甲子園最終戦に行く予定なんで、今日はちょっと英気を養うておきたいと思いやむを得ず断った。
　結果的には断ってよかったのかもなあ。
　そらまあなんです、タイガース先発の岩田はあきらかに肩に力が入ってて腕が振れてなんだし、危ないなあと思うたですよ。それにしても序盤に６点取られたのはいかんなあ。
　なんちゅうか、カープ戦で連勝が止まったのでジャイアンツはここからガタガタとくるかと思うたんやけれど。しぶといなあ。
　でもまあまだタイガースは同率首位やし、ジャイアンツは実は今季ここまで一度もタイガースより上位になったことがないんですよ。そういう意味ではタイガースも相当しぶとい。
　というわけで、今日はもう気力がなえてるんで、日記はこれだけ。すまんのう。

学力テストの役割

　大阪府で府教委が「クソ」と呼ばれる原因ともなった全国学力テストなんですけど、中山国土交通大臣の談話によると、“日教組の子どもなんて成績が悪くても先生になる。だから大分県の学力は低いんだよ。私は（文科相時代に）なぜ全国学力テストを提唱したかと言えば、日教組の強いところは学力が低いのではないかと思ったから。現にそうだよ。調べてごらん。だから学力テストを実施する役目は終わったと思っている”んやそうです。
http://www.asahi.com/politics/update/0926/TKY200809260309.html?ref=reca
　それがほんまやとしたら、そんな下衆な目的のために作られたテストの市町村別の平均点など公開する必要はないでしょう。市町村によって日教組が強いところと全教が強いところがあるから、その比較にはなるけどそんな比較をしてどうするか。
　まあただこのテストのおかげで予算編成権を盾にとって恫喝で物事を進めていくという彼の手法があからさまになったわけですから、下衆なテストでもそれなりの役割は果たしたといえるかもしれん。
　とはいえ、この談話内容の真偽はともかく、こんなことを言われたんでは文部科学省の職員はあほらしゅうて仕事にならんやろうな。
　そしてそれ以上にかわいそうなんは、そんな下衆なテストを受けさせられた生徒たちやねえ。

障害者の就職率

　さあ、タイガースがジャイアンツに１ゲーム差をつけて単独首位に立ったぞ。しかもジャイアンツの負け方がよくない。リードしながら追い越され、追いついたものの投手の暴投で負けている。１つも落とせん状況ではこういうミスが流れを変えることもあるからね。
　それはともかく、知事はなにを考えたか「障害者の就職率を日本一にする」という宣言を出した。私は障害児の進路担当をしていて、障害者の雇用については一応ひととおり実態を知っている。
　せっかく就労しても雇用主の不理解で解雇される障害者の多いことや、助成金の降りる期間が過ぎると再契約してもらえんケースなども見てきているし、就労支援をしている施設が出戻ってきた障害者をほかの施設に紹介したりして、支援学校（養護学校）を卒業してから７年間、企業と施設を行ったり来たりして何ケ所目かの施設で就労を目指している教え子と施設見学などの際に会うたこともある。
　しかも就労というても正社員というケースよりも契約社員、パート社員、派遣社員などの割合は高く、身分が不安定な人は多い。
　重度障害者の場合、一般企業への就職はまずない。施設で内職仕事を指導員さんに介助してもらいながら何とかこなすので精いっぱいという人のいかに多いことか。こういう人たちのことも含めているのか。
　障害者の就職率を日本一にするためには、企業に対する助成金をもっと引き上げるか、助成金の給付期間を長期に設定するか、介助の必要な人にヘルパーをつけるかしないと無理やろう。そのお金はどこから持ってくるのか。少なくとも企業の善意に頼るというようなことを考えてはいけない。民間企業は収益を上げてなんぼで、会社を維持していくためには非効率的な部分から切る。これが民間の常識ですわ。
　はっきりと「日本一」を公言したんやから、具体的な方策を腹案として持っているんやと思いたい。そやけど、かけ声だけに終わりそうで不安やな。それくらい障害者の就労という問題については厳しい実態があるんですよ。
　この不安が杞憂に終わったらええんやけれど……。

甲子園のおっさん娘

　今日は仕事が終わると甲子園に直行。雨で試合が流れたりしなければ、今日が甲子園の最終戦になっていたはずの日で、なにしろ早目に席をとっておかんとその日が近づいてから切符を入手しようとしても早々と売り切れてしまうというような状況なんですわ。
　私が甲子園で観戦するときは儀式があって、まず球場に着いたら名物のカレーライスを食べる。カツカレーではなくビーフカレー、しかも中辛。それから売り子さんからビールを買う。これは必ず女性です。そしてこれも甲子園名物の串焼きを食べる。焼き鳥、イカ焼き、豚串の三種類を一本ずつ買うのが作法。去年までは豚串やなくホタテ貝柱やったし、その前はサザエやったけれど、種類は変われど三種という数は変わらん。これだけの儀式を早めにすますと勝率が高いのです。球場入りが遅れるとこの儀式をすますまでに大量失点、なんてことになったりする。儀式がすんでも挽回でけへんかったりする。
　今日は試合開始ぎりぎりに球場には間に合うたけれど、カレーライスを食べている最中に先取点を取られた。１点だけしか取られてなんだんで、残りの儀式をとにかくすましてしまおうと、応援しつつも飲み食い。豚串の最後の一切れを食べ終わった瞬間、今岡の逆転ホームランが出たのには驚いた。勝利の儀式恐るべし。
　今日は私は一塁アルプススタンドで観戦。私の後ろの席の女性たちが楽しませてくれた。比較的若い女性なんやけど、昔のパ・リーグの球場で野次を飛ばしていたおっさんを思い出させるくらいの口汚さ。初回に今岡が凡退した時には甲高い声の女性が野次を飛ばす。
「いまおかあ、打てへんのやったら消えてしまえええっ！」。
　ハスキーボイスの女性は桧山が肩口にデッドボールを当てられた時におっさんそのものという声で吠える。
「こるぅらあああ！　うちの桧山に何さらすんじゃ、ピッチャーだるぅぇやっ！」（「るぅ」のところは巻き舌で発音してます）。
　雑談も否応なしに耳に入る。
「明日朝から仕事やわ」。
「いらっしゃいませ、言わんとあかん」。
　接客業ですか。ストレスたまってるんやね。
「明日の席はどこ？」。
「ライトスタンドのあそこらへん」。
　毎日来とるんかい。
　試合が終わったら、私の隣に座っていた娘さんたちに声をかけている。
「どんなおっさんかと思うたやろ？」
　自覚してますね。
　というわけで、試合は快勝、おっさん娘は笑わせてくれるということなしの甲子園でした。これで広島市民球場でジャイアンツが負けてたら最高やったんやけれど、世の中うまいこといかんもんですなあ。

麻生太郎新首相に期待すること

　先週末の鯖江行きが結構こたえたらしく、疲れがとれません。こういうときに体力が落ちたんやなあということを痛切に感じるね。ＳＦのイベントの合宿でも徹夜はとてもでけんようになったし。
　というわけで、今日は完全休養日。
　あ、そうや。なんやしらん、明日日本の総理大臣が変わるらしい。アキバ系のみなさんにご人気の麻生太郎さんであります。ここで私は新首相にお願いしたい。児童文学館には漫画ばかりおいてある、漫画文学館と名前を変えたらいいなどとまるで漫画には文化的価値がないかのような言い方をした知事に対して、いかに漫画文化が大切であるかを説教してほしいのですよ。私が太郎さんに求めるのはそれだけです。

藤川球児の余裕

　愛すれどTigers「首位決戦３連敗でＧと同率首位に」を新規更新しました。

　今日のタイガースは３－２で辛勝。ヒーローインタビューには新人で初勝利の石川投手と風格さえ出てきたクローザー藤川投手やった。
　インタビュアーが「ジャイアンツ３連戦で藤川さんには出番がなかったわけですが、どういう気持ちで見ておられましたか？」ときつい質問を浴びせると、われらが球児は「リラックスして見てました」と笑顔で答えてるやないか。「最後にトップに立っている者が勝者なんです」なんてにこにこしながら言うてる。少なくとも１３ゲーム差あったのを追いつかれて尻に火がついているチームの選手の言葉やない。
　この余裕はどこからきているのか。
　そう、おそらく球児には自信があるんや。昨年、１０ゲーム差をひっくり返した１０連勝のあとの反動を思い出しているんや。いつまでもジャイアンツがこんな調子でいけるわけもなく、一度負けると崩れてしまうもろさを秘めていると、確信してるんや。そやなかったらあんな表情にはならん。修羅場を何度も経験してきた男には、わかるんや。
　というわけで、私は藤川を信じるぞ。タイガースは「最後にトップに立っている」。現場にいる者にしかわからないなにかがあるんでしょうなあ。

疲労倍増

今日はたちよみの会の前に父方の墓に行き、お線香をあげる。
　前にも書いたけれど、うちの墓は東山の中腹にあるもんで、ちょっとした運動になる。
　２日連続の外出は疲れもたまりやすい。
　帰宅してテレビを見たらタイガースはボロ負け。疲れは倍増。
　こういう日は早く寝んとあかんな。
　　明日は仕事か。あかん、眠い。頭が働かん。パトラッシュ、スイマーたちが来るよ。僕はもう疲れたよ。