バンクーバーのマスコット

　テレビのニュースでバンクーバー冬季オリンピックのプレイベントの模様を流していた。なんかばかでかい着ぐるみに子どもたちがひっついている。

　そうか、公式マスコットですか。日本の「ゆるキャラ」と違い、「かわいい」の型にはまりこんでへんのに好感をもった。そやからというて、ディズニーみたいなアニメ的なものでもなく、立体化した時によくある気持ち悪さもない。
　絵本に出てくる架空の生き物、みたいな感じで、日本にはあまり浸透してへんみたいなのがちょっともったいない。どれだけメダルを獲得できるかとかいうネタばかりしてたらなんかがっついているみたいな感じで嫌なんやなあ。もっとマスコットも見出しのそばに添えるとか、工夫したらええのに。
　もしかしてキャラクター使用権の料金がむちゃむちゃ高いとか。オリンピックの公式マスコットなんやからそれはないと思うけどね。

ハートキャッチプリキュア

　今日から始まった「ハートキャッチプリキュア」というアニメ、つまり「おジャ魔女どれみ」の「プリキュアバージョン」という感じになるんやろうと、私はにらんでいる。
　キャラクターデザインとシリーズ構成が「どれみ」シリーズと同じ人なんですね。で、主人公の女の子は「どれみ」シリーズの藤原はづきを中学生にしたような感じの子。もう一人のプリキュアは「どれみ」レギュラーにはいなかったタイプやけれど。
　というわけで、「どれみ」シリーズを高く評価している私としては、今度の「ハートキャッチプリキュア」にはちょっと期待したい感じがするのですね。前作はそれなりに面白くはあったけれど、ちょっと一本調子になるようなところもあり、せっかくの４人のプリキュアのキャラクターを生かしきったとは言い難い感じがしたので。

雪の桂

　今日はいつも比較的ぬくい大阪市内でもちらちらと粉雪が舞う。こういう日にとても冷える京都に行く用事があるのはかなわんなあ。
　それでも時間も場所も決まった用事なんで、予定通り家を出、地下鉄と阪急を乗り継いで桂駅に。
　寒っ！
　粉雪というにはかなり大きなのが風に舞う。風花なんて風流なことは言うておられん。とりあえず昼食をとり所用をすましてしまう。帰りがけに書店によったら暖房がきいていて心地よい。
　早くお家に帰りたい。そやけど外には出たくない。小さい子みたいにぐずぐず。えいやっと気合を入れて外に出る。
　寒っっ！！
　あ、いかん。下腹が……。
　桂駅東口のショッピングモールに行き、用を足した。元気のもとが体内から流出したような感じ。へろへろぶるぶるの状態で特急に乗り大阪へ。
　雪降ってへんやん！　風は強くて寒いけど、雪を見るというのはそれだけで（昔書いたことやけど）神経なるものが「雪」という記号に反応してよけいに「寒い寒い寒い」と信号を全身に送ってくるように思う。雪がないだけでこんなに気分が違うか。
　帰宅して妻が出してくれたぬくぬくの豚まんを食し、夕方から寝る。３時間ほど熟睡。妻に起こされ、夕食は鍋。思うたほどぬくもらへん。寝る前に入浴して湯冷めする前に布団にもぐりこむか。

鼻炎カプセルの副作用

　なんか仕事のスケジュールがタイトになりまして、体調も今ひとつぱっとせんのですよ。花粉かなんか知らんがアレルギー性鼻炎が出始めたので、仕事に出る前に鼻炎カプセルをを呑んだんやけど、仕事中眠うて集中でけん。月曜には成績をださなならんのに。鼻炎カプセルはやめじゃやめじゃ。

朝青龍引退

　大相撲の横綱朝青龍が引退を表明した。
　示談という段階で、暴力をふるうたことを認めてるんやから、事情聴取の結果も何もなかろうと思うていたけれど、自分から身を引くことにしたのは賢明やったと思う。
　土俵の上の朝青龍は、魅力的な力士やった。ただ、横綱とか相撲界とかいう以前に、トップアスリートとしての心構えがでけなんだのが致命傷やったなあ。格闘家が一般人に手をあげた時点で、終わりやったはず。それだけやない。本場所（スポーツとしていうなら公式の大会）の直前に若手を誘うてゴルフをしたのもいただけなんだ。骨折で休場して治療のためにモンゴルに帰ったのに嬉々としてサッカーに興じたのもトップアスリートとしての自覚のなさを物語る。
　今、「横綱朝青龍とは何者だったか」ということをもう少し詰めて考えてみたいと思う。それができたら「大相撲小言場所」で公開しよう。
　とにかく、春場所の相撲を見に行った時に、千代大海と朝青龍の姿が消えているというのは、まだ想像でけん。少なくとも、土俵の上に限れば朝青龍ほどのキャラクターは今後まず出ないやろうと思われるし、良くも悪くも寂しくなることだけは間違いない。
　あ、甲子園に行っても赤星の姿がなくなるのが実感でけんのといっしょかも。
　先日駅前の小さな本屋さんで初場所の番付表をもろうた。そのときはもらえて嬉しいなというだけやったけれど、なんと朝青龍明徳という名前の載った最後の番付になってしもうたわけで、こらまあえらい記念の品になったなあ。本屋のおじいちゃんに感謝せんならんな。

ねこタクシーとカンニング竹山の演技

　地方ＵＨＦ局（ＫＢＳ京都、サンテレビ、テレ玉、チバテレ、ｔｖｋ、ＴＶＱ、三重テレビ、札幌テレビ）が共同制作している番組がおもしろい。最近のお気に入りは「ねこタクシー」 です。
　カンニング竹山が主役のドラマで、気弱な元教師のタクシー運転手が、いつも弁当を食べに立ち寄る公園で「御子神」という名札をつけた猫と出会い、そこから少しずついろいろなことが変化していくというもの。
　猫の御子神さんがよろしい。非常にきれいな三毛猫で、恐ろしく猫扱いになれた竹山さんの手に抱かれ、気持ち良さそうに演技をしている。私は猫派でも犬派でもないというかどちらも飼うたことがないけれど、御子神さんはええと思う。
　竹山さんがよろしい。気弱で年頃の実の娘ともまともに話がでけんさえない中年ドライバーを淡々と演じている。私は竹山さんは「ナイトスクープ」の探偵としてしか知らんが、探偵として依頼者に接している時の誠実な感じがそのまま演技に出ている。もともとは「キレキャラ」として売っていたそうやけれど、そういう竹山さんを見たことがないんで、想像もつかん。それが受けていたということは、芸の力があるということやろうな。
　こういうドラマは主人公がイタイ人間として描かれてしまうことが多いんやろうけれど、この番組ではその手前で見事に踏みとどまっている。猫の御子神さんの力もかなりあるんやろうと思う。
　上記ＵＨＦ局を受信できる方にはおすすめ。YOU TUBEにも「ねこタクシー」チャンネルがあるらしいので、これまでの放送分の予告編などはそちらでどうぞ。

貴乃花の功績

　今朝のスポーツ紙の一面は各紙がそろって「貴乃花親方理事当選」。とはいえ関西のことやから「城島ブルペン発進」が一面の新聞ももちろんあり。それにしても、財団法人の理事を選挙で選ぶというだけでこんなにニュースになるという相撲協会とはどういう組織なんや。当選する前から結果が決まってるって、開発独裁の発展途上国やあるまいし。
　子どものころから学校でちゃんと「普通の選挙」を当たり前にやっとった者が相撲協会の評議員（親方のことです。年寄りとも呼ぶ）になったとたん「立候補者事前調整で全員無投票当選」というシステムに組み込まれ、違和感を覚えたとしても不思議やないと思うね。
　そういう意味ではこれまで世間に知られてなんだ旧弊を知らしめたというその点だけでも貴乃花親方の功績は大きいと思うね。なにしろ一般紙でも一面で報じ、朝日や読売など社説で取り上げるくらいやからなあ。
　ところで、世間の人はそんなに大相撲に関心があったのかしらん。ここ数年相撲の不人気ばかり取りざたされているというのにね。

酔ってどつけば無罪？

　例えば私が終電に乗っていて、泥酔した知り合いと口論になったとする。泥酔した相手が力の加減もせずに私をどついたとしましょう。そんでもって私は鼻の骨を折られ、被害届を出したとしますわな。ところが相手が酔いからさめると「酔っ払ってて何も覚えとらん。そやからわしは悪うない」てなことを言うたとするわな。さてこの場合、私を殴った相手は無罪になるでしょうか。
　なるかい！
　しかも相手は口止め料に大金を積んでこの話をなかったことにしようと、そんなんでかたをつけようとする。それでどついたという事実は消えるのでしょうか。
　消えるかい！
　朝青龍がやろうとしているのは、つまりこういうことらしい。違うのは被害者が被害届を出してへんということ。果たして朝青龍と高砂親方のもみ消し工作は成功するのでありましょうか。
　大方の予想を覆して理事に当選した貴乃花親方には、「平成の大横綱」の看板にかけても真相を明らかにしていただきたいと思うのであります。
　さて、真相は如何に？