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「芸」に対するセンサー [演芸]

愛すれどTigers「CS惜敗、岡田監督涙の胴上げ」を新規更新しました。

 大阪の文化について教える授業でワカナ・一郎の「ワカナ放浪記」という漫才を聞かせてみた。これは戦時中のSPレコードをCD化したもので、ワカナ十八番の日本全国の方言を使い分けるというネタ。
 感想を読んでみたら、「方言を使うだけで面白いと昔の人は思ったのだろうか」というのがあった。確かに、今はテレビのおかげで日本全国の方言をいながらにして聞くことができる。そして、現代の高校生には新幹線も旅客機もない時代のことなんか想像もつかんやろうということも理解できる。
 ほんまは何種類もの方言を使い分けるというミスワカナの「芸」を感じ取ってほしかったし、CDをかける前にそのことも強調したんやけれど、わかってもらわれなんだんやなあ。そういうのは現代の「お笑いタレント」の「ギャグ」しか知らん若者にとっては「芸」とは認識されんのやろうかなあ。
 全部の生徒がそれを感じ取られなんだというわけやないやろうけれど、たぶん「芸」に対するセンサーは私のそれとはかなり違うんかもしれんな。
 あと困ったのは「映像も見てみたかった」という感想。いや、映像が全く残ってないわけやないんですけど、「お伊勢参り」という映画で披露している漫才はSPレコードみたいにちゃんと聞かせるほどのネタやないしなあ。というよりも戦前の漫才師の全盛期の漫才を映像で見られるんやったら、まず第一に私が見たいって。

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これがタイガース [プロ野球]

 なんというのかなあ。岡田監督の花道は、やっぱり京セラドームやなしに甲子園であってほしかったよなあ。
 それにしても、今季ほど、自分の応援しているチームが「阪神タイガース」やったと気がつかされた年はないな。子ども時分から知ってる、あのなじみ深い、強いはずやのに最後はなんでか知らんけどこけてしまう、あのタイガース。
 岡田さん、はよ甲子園に監督としてまた帰ってきてな。私は待ってるで。
 それにしても、球児とタイロンの勝負はすごいよなあ。野茂対清原、伊良部対清原を「平成の名勝負」とスポーツ紙は書きたてたけど、藤川対T・ウッズも「平成の名勝負」のうちに含まれる顔合わせやねえ。
 しばらく脱力してたけど、なんとか日記をかけるまでに回復はした。明日の朝までこんなんやったらどうしようとか、真剣に心配したで、ほんまに。
 今晩もそっとしといてね。

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さんべん死んでみる? [テレビアニメ]

 今日の「たちよみの会」例会で「地獄少女 三鼎」の話が出て、松さんなんかはお気に入りらしいんですけれどね、私や妻はあのアニメはいったいどういうところを面白がる層を狙っているんやら見当がつかんのや、てな話をしてたんやね。で、舟さんにそこのところどうなのか訊ねてみたら、舟さんにもやっぱりわからんみたいで、まあその私ら夫婦の感性が現代の若者についていかれんようになっているというほど古びてへんらしいので安心した。
 それはそうと、このアニメシリーズ、第一部から順に「地獄少女」「地獄少女 二籠」と続いて今回のシリーズは「地獄少女 三鼎」。この「三鼎」いうのんが気になる。そやかて「三」も「鼎」も意味いっしょやん。いわゆる「腹を切腹」「馬から落馬」「白紙の紙」みたいなもんです。
 タイトルをつけるのには苦労したんやろうけれど、考えすぎて失敗したんか単に物を知らなんだんか。とにかく「三鼎」という言葉を目にするたびにあさりを食べて奥歯で砂を噛んだときのようなじゃりじゃりした感じがするんですね、私には。

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クライマックス・シリーズ [プロ野球]

 この調子でドラゴンズとファイターズが勝ち進んで日本シリーズで対戦したりなんかしたら、3位のチームが日本一強いチームということになったりするので、実に面白い。
 そしてナベツネ氏が言い出すのである。
「クライマックス・シリーズみたいなクダランものはやめてしまえ」。
 というわけで、クライマックス・シリーズなるものを廃止するためにもファイターズとドラゴンズにはがんばってほしいものです。
 え、タイガースが負けたら悔しくないのか、とおっしゃるか。
 悔しいに決まってるやんか。それはそれ、これはこれ。

 明日10/19(日)は「たちよみの会」の例会です。多数のご参加お待ちしています。

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真弓監督の意味するもの [プロ野球]

 阪神タイガース岡田監督の辞任にともなう後継者選びに一応の決着がついたみたいや。真弓明信さんに白羽の矢が立ったらしい。
 わざわざ「らしい」と書いたのは、坂井球団オーナーがまだはっきりと特定の名前を出してへんから。それでも「球団幹部」が記者に漏らしているという。
 木戸コーチや平田二軍監督、さらには田淵さんの名前まで候補として挙がった。その中から真弓さんが新監督として選ばれたんか。
 この中で最も星野仙一SDと縁が薄そうなのが真弓さんだというところやないかな。星野監督の盟友でもある田淵さんはもちろんのこと、明治大学の後輩にあたる平田二軍監督も星野SD色は濃い。木戸コーチは星野監督時代にバッテリーコーチをしていた。
 真弓さんを監督にすえることにより星野色を薄める。防波堤みたいなものですな。ただこの防波堤はただの防波堤と違うぞ。
 ファンからの信頼度や人気の高さは折り紙つき。大阪近鉄バファローズではヘッドコーチとしてチームの優勝に貢献している。実績も申し分ないから星野SDも監督就任を認めざるを得んのやないか。
 岡田監督はクライマックス・シリーズで有終の美を飾り、美しく真弓監督にバトンを渡す。しばらくは1985年日本一メンバーがタイガースを支えていくという形が続きそうやな。
 あ、そうなると一人蚊帳の外に取り残されている掛布さんの立場はどうなるのか。もう生涯日テレでジャイアンツヨイショ解説を続けるしかないんやろうなあ。

10/19(日)は「たちよみの会」の例会です。多数のご参加お待ちしています。

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故意による無気力相撲 [大相撲]

 今日の「朝青龍八百長裁判」で、北の湖前理事長は「故意による無気力相撲とは八百長のことではないか」という趣旨の質問に対して、「『故意による無気力相撲』とは、怪我などで力が出ない状態なのに、それがわかっていてとる相撲」というわけのわからん説明をしたと、産経新聞のサイトで報道していた。
 北の湖親方の言葉が正しければ、平成13年夏場所千秋楽の武蔵丸-貴乃花の一番こそ「故意による無気力相撲」にあたるんやないか。14日目の武双山戦で右ひざを亜脱臼し、千秋楽の土俵に上がった貴乃花は明らかに力の出る状態やなかった。そやから武蔵丸はあまり力を入れずに突き落とし、貴乃花は全く踏ん張れずに土俵に落ちた。ところがその直後の優勝決定戦では見違えるような鋭い出足で貴乃花が勝っている。あの有名な「鬼の形相」はその一番の時のものや。
 北の湖前理事長は「これまで故意による無気力相撲は見たことがない」というけれど、あの一番は見逃していたんか。いやいや、協会の役員たる者があの大一番を見逃すはずがない。
 朝青龍にしろ北の湖にしろ穴だらけの答弁をしているよなあ。それにつけこまれへん週刊現代の代理人もさほど相撲に詳しいわけやないのかもな。

 10/19(日)は「たちよみの会」の例会です。多数のご参加お待ちしています。

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コンビニの跡地はコンビニ [コンビニ]

 コンビニの競争は激しい。つい最近も出勤途上にある「セブンイレブン」が店をたたんでいた。もっとも、そのあとに入る店舗はこれまたコンビニやったりする。
 一番参ったのは、これも出勤途上にあるコンビニなんやけれど、そこはコンビニになる前は「古本市場」やった。それが店をたたんで「ローソン」になった。何度か利用したんやけれど、私の好みの品ぞろえやないのでほとんど寄らんようになった。しばらくして、その「ローソン」は店じまいとなった。まもなく改装工事が始まり、新しくコンビニができた。「ローソン」やった。違うオーナーの「ローソン」なんですかなあ。それにしても、「ローソン」がつぶれて次に入ったコンビニも「ローソン」というのはいくらなんでもおかしいよ。一度失敗しているところでも、出資者がいてたら本社は出店を許したりなんかしてるんかなあ。
 同じ「ローソン」内でも系列があったりして競争が激しい、ということなのかね。

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プロフェッショナルというより名人 [演芸]

 NHKの「プロフェッショナル・仕事の流儀」を見る。柳家小三治師匠を取り上げていたからですね。この番組自体はあまり好きやない。「プロジェクトX」の成功を引きずっていて余分な演出を施すのと、司会のM木という学者がゲストに対する思いやとか人間の技に対する心からの敬意やとかそういうものをひとかけらも持ち合わせてないように見えるから。持ち合わせていたとしても、それをちゃんと言葉で表現でけへん司会者なんか要らんと思う。
 そやのに、小三治師匠はM木氏の抜けたような質問に答えるふりをして別なこと、ほんまに言いたいことに話をもっていく。そのもっていきようのうまさ。司会者の薄っぺらい上っ面だけの質問に対しみごとに深く重い言葉で返す。
 それは「プロフェッショナル」のさらに上をいく話芸の「名人」ならではのもの。
 小手先の技術で笑わせるんやなく、客の「笑いたい」という気持ちを自然に引き出す「芸」。
 クサい演出などはその「芸」の前では無力やった。演出がクサければクサいほど、小三治師匠の「芸」の値打ちが演出の意図とは違う形で浮き上がってくる。
 しびれた。

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岡田監督続投希望 [プロ野球]

 愛すれどTigers「10・8決戦に敗れ逆転優勝許す」を新規更新しました。

 昨日の日記で岡田監督について「明日の日記で書きます」と記したけれど、よう考えたら私は愛すれどTigers「岡田監督待望論」という文章を7年前に書いている。まだ野村監督の時代に、ですよ。結局このときは星野監督の就任という思いもよらぬ結果が待っていたんやけれど。
 で、今読みなおすと、だいたい当たっているんですね。
 というわけで、私は「岡田監督続投希望」です。ご本人はしんどいやろうけれど、今の形のままやと後任の監督は金本・下柳・矢野のトリオが引退した後ものすごく苦労すると思うから、そうならんようにちゃんと下ごしらえをしてから交代していただかんと。

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京都SFフェスティバル2008私的レポートその6 [SF]

 昨日の日記は現場でインタビューやらパネルディスカッションやら座談会やらを聞きながら要約して携帯電話のメール画面に即打ちこみ、企画が終わると同時に送信して更新という形をとったため、文章にまとまりがなかったりしてるけれど、そこはそれ臨場感あふれるものになっているとご理解いただきたい。ご理解いただけましたよね。おおご理解いただけましたか。それはよかった。
 さて、合宿がはじまりまして、まずは遅れて到着の冬樹蛉さんやタイガースの終戦にやはりいろいろと思いのある福井健太さんとビールで乾杯。
 自分の企画「名盤アワー」の時間がきたので、企画部屋に移動し、今回は「赤塚不二夫追悼特集」と「野田昌宏追悼特集」を楽しんでもらう。何度聞きなおしても「元祖天才バカボンの春」「ポプラ通りの家」は名曲ですなあ。
 そのあとは大広間とフロント(喫煙コーナーになっている)を行ったり来たりして主に岡田豊さんや冬樹蛉さん、おがわさとしさんと実駒さん、松室光さんといった人たちを中心に、知った顔とあれやこれやおしゃべり。
 午前4時になってスイマーが波に乗ってやってきたので寝部屋を探して布団を敷きもぐりこむ。スタッフに叩き起こされて一服つけにフロントに行ったら、スポーツ紙に「岡田監督辞任」の大見出しがありびっくり。これについては明日書きます。
 クロージングで企画について一言話して、お開き。朝食はいつものように熊野神社前の「からふね屋」でモーニングセットを食べる。例年通り冬樹さんといっしょ。隣の席には大野万紀さん、水鏡子さん、岡本俊弥さん、藤元直樹さんたちが。水鏡子さんのパチンコ話などを堪能した後、それぞれが帰路につく。
 というわけで、今年も楽しい会話でSFファン空間をしっかり楽しめた合宿でした。営業面でも収穫はあったが、こちらは自分次第ということで。

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