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市川森一の死 [追悼]

 今日は所用で京都に。出ついでに仲人さんへのお歳暮を注文しに新京極へ。お歳暮は必ず千枚漬に決めているのです。それも「大藤」の。やはり千枚漬本家の味、とにかく美味。ただし、お値段もそれなりのものではあるんですけどね。進物をけちってはいけません。
 帰宅途上、駅前の中古ゲームソフト店により、ニンテンドーDSのソフトを買う。むろんかなり古くて安いものを選ぶのであります。スカをつかまされても後悔せんように、ですね。帰宅して少し遊ぶ。昔はやった「脳トレ」はすぐに飽きた。「ブラックジャック」は原作漫画のテイストがちゃんと残されているのでもう少し続けてみようかな。ただ、ペンの扱いに慣れてへんからなかなかうまいこといかんですよ。
 それはともかく、朝のテレビニュースで脚本家の市川森一さんの訃報に接する。NHKのニュースではあったけれど、「快獣ブースカ」でデビューしたことも「ウルトラマン」シリーズを多数担当していたことも報道していて、少しほっとした。享年70。死因は肺癌。
 ずいぶん昔、テレビを見ていたら「一枚の写真」という短い番組に出演してはって、ブースカと並んで写っているにこやかな表情の写真を「思いでの一枚」として紹介してはった。「自分の原点として大切にしている」と語ってはったのが今でも印象に残る。いわゆる「ジャリもの」をキャリアに入れたがらん方もいてはるけれど、市川さんという方はそうやなかった。円谷プロで鍛えられて一人前になったということに誇りを抱いてはったんやなあ。そういうもののおかげでものの考え方が作られていった当時の子どもとしては、それが嬉しい。
 「ウルトラセブン」や「帰ってきたウルトラマン」ではメッセージ性が前面に出ていた金城哲夫さんや上原昭三さんと比較すると幾分ファンタスティックな噺を担当してはった。私の好きな「盗まれたウルトラアイ」なんて、宇宙人の少女とモロボシ・ダンの細やかな心情描写が幼心に印象付けられたし、「帰ってきたウルトラマン」の「天使と悪魔の間に」では地球人の子どもに擬態した侵略者の策にまんまと引っ掛かった伊吹隊長の苦悩なんて、今時の子供向け番組ではもう出けんやろうな。
 自分の青春をふりかえった「私の愛したウルトラセブン」は、亡命アメリカ兵士の話なんてドラマをつけたことが裏目に出ていたような気がするけれど、当時の円谷プロへの思いが強く伝わってたよなあ。
 大河ドラマ「黄金の日々」やら「花の乱」やらも大河ドラマの歴史では異色の作品やった。
 先日鬼籍に入らはった石堂淑朗さんともども、私たちの世代にいろいろなものを残してくれはった。今、見返すと「やりすぎちゃうん」と思うくらい思い切った脚本を書いてはったのですよねえ。
 謹んで哀悼の意を表します。

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素敵なタイミング [教育]

 タイミング、というものはなかなか難しい。
 来年度の鑑賞会をどこの事務所と契約するか、複数の会社に見積もりを出してもらい、比較検討して決定せんと、教育委員会から指導が入る。こちらから頼んで、結局お断りとなったら心苦しいけれど、それはご承知いただいたうえで見積もりを出してもらうことになる。
 例年契約していた事務所からいち早く連絡をいただいたので、そちらにはすぐにプランを出してもらえた。これまでと毛色の違う出し物をする事務所からも連絡をいただいたので、そこにも見積もりを依頼した。もう2社ほどだしたいと思うていたところに、タイミングよく電話をかけてきた事務所があり、そこにもプランを出してもらう。あとはこちらから1社、老舗に依頼する。で、昨日担当者間での検討会があり、なんと最後の方でタイミングよく電話をくれたところに内定した。
 そして今日、帰りがけに電話があった。例のタイミングのよい事務所ですわ。
「もうお決まりでしょうか」
 いやあ、昨日決めるなんてことは一言も言うてへんのよ。そやのに昨日の今日のこの電話。
 とりあえず内定したことを伝え、演者の方たちのスケジュールを抑えていただくよう依頼。ほんまはこっちから連絡せなならんのですけど。
 ほんまにええタイミングで連絡してきはるもんなあ。まるで私の心の声が届いたかのようですわ。運不運というけど、ここの事務所には何かしらええ運が働いたみたいに感じるね。偶然なんやろうけれど。

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社説の定型 [日常生活]

 今日は採点を終了させたり、来年度の芸術鑑賞会の契約先を決定させたりとひと仕事もふた仕事もしたので、帰宅してからはただただぼーっとしている。月曜から水曜までの「カーネーション」を3話分まとめて見たけど、戦争が始まったということでなんや話が暗い。
 この件に関しては国民的な議論を深め、慎重に様子を見る必要があるだろう。
 うーむ、各新聞の社説の定型を使うて締めて見たけれど、中身のない日記に意味のない締めを使うたらよけいに座りが悪くなってしまいました。
 というわけで、今日は疲れてるということだけはみなさんに伝わったでしょうか。

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土俵入りエクササイズ [日常生活]

 昨日は57枚、今日は65枚、明日は41枚。
 サイン色紙を書いた枚数ではありません。採点した、あるいはする予定のテストの答案の枚数であります。
 連日長時間同じ姿勢でひたすら○やら×やらつけまくっていたら、筋肉や腱がこわばってしまうのです。職員室ではせいぜいのびをする程度やけれど、帰宅したらリビングに寝っ転がって思い切り体をのばせる。
 一番効くのは、大相撲の横綱土俵入りです。柏手を打つ時には大きく肩をまわし、ちりを切る動作は手首の筋肉をのばせる。しこはそれほど高く足をあげなくても、股割をきっちりとすれば股関節をのばせる。せり上がりの時のすり足で足首から上の筋肉を動かし、腰を落とし、手を下げた体勢から体をせり上げていく動作は腹筋も背筋も動かせる。
 もし曙の土俵入りの映像を入手できたら、よく観察して真似てみてください。ええ形のせり上がりはお手本になるよ。
 相撲体操もええけれど、それよりも横綱土俵入りはええ運動になりまっせ。土俵入りエクササイズ、ぜひお試しあれ。

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悪魔の機械充電中 [日常生活]

 ニンテンドーDS3Dはまだソフトを購入していないので、悪魔の機械にはなっていないのであった。とはいえせっかく当たったのにほったらかしというのももったいないので箱を開け取り出し説明書きを読んだら、充電やらセットアップやらあれこれやらなあかんのであった。
 というわけで、ただ今充電中。セットアップは明日じゃ明日じゃ。さて、いつになったら悪魔の機械になるのか。
 使わないんやったらちょうだいな、などと小学生のお子さんをお持ちの同僚に言われたりしたものですからね。せっかく当たったんやから人にはそう簡単に譲りたくないですよ。意地でも使うてやるんだわい。
 充電している間にも録画しておいたテレビ番組を次々と見たりなんかしていて、帰宅してからもなんかゆっくりと休んで、みたいにはなかなかならんなあ。いや別にテレビ番組は好きで見ているわけなんですけどね。でも土曜深夜に録画した「侵略!?イカ娘」を見るのが火曜日にずれこむというのは、録画のしすぎということになるんやろうなあ。今年の「SFが読みたい」のベストアンケートも結局テレビアニメ中心になったしね。
 今は読書というたら昼休みにちょびちょびと「吉朝庵」を読んでおります。一気に読もうと思えば読めるんやけれど、そこは実に楽しみながらじっくりと、ね。

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ビンゴ! [日常生活]

 今日は職場の忘年会。西梅田の中華料理店でコース料理や甕割紹興酒に舌鼓を打ち、テーブル対抗クイズ合戦で賞品をもらったりと楽しく盛り上がる。
 そして恒例のビンゴ大会。今年は諸般の事情で賞品は大盤振る舞い。一等賞はなんとiPad! 二等賞はiPodnano! 三等賞はニンテンドーDS3D!
 私はこのビンゴ大会というたぐいのものではこれまでほとんど運がなく、ビンゴしたとしてもめぼしい賞品はあらかたとられたあとというようなのが当たり前になっていた。
 今回も隣席の若い同僚が早々とリーチし、すぐに一等賞のiPadを手に入れとても嬉しそうにしている。人が喜んでいるのを見るのは楽しいもので、よかったよかったと言うていたら、やっとこさひとつリーチ。と思うたら、別の席で早々と二等賞が出る。ここからビンゴするまで何回待つことになるんかなと思うていたら、すぐにビンゴ!
 当たってしもうたのですよ、ニンテンドーDS3Dが。同時にビンゴした新卒の若い若い同僚もいたんですけど、彼はすでに一台持っているとのことで獲得権を譲っていただいた。彼は彼でごちそうのギフト券を手にしたんやから、私としてはどちらでもよかったわけですが。
 というわけで、予想外の大当たり。この1年、いろいろとしんどいことが多かったから、天がごほうびをくれたかなと思いたいくらいですな。
 問題はね、ソフトを買わんと意味がないということであります。駅前に中古のゲームソフト屋があるから時間がある時にのぞいて見てもええかも。
 いやしかし、HDDレコーダという悪魔の機械がある上に、さらに悪魔の機械が増えてしもうたのかもしれん。モンスターハンターなんかやりはじめたら、きっと毎晩明け方までぴこぴこぴこぴことプレーしてそうやなあ。そういうソフトは決して買うまい。もともとついているデジカメ機能とか、そういう活用の仕方にとどめておくべきだとどめておくべきだとどめておくべきべき……。
 とどめておけるかなあ。私、意志が弱いものなあ。
 せっかくの幸運が悪魔の機械にならないことを願うばかりであります。

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柄本明の乃木将軍 [テレビ全般]

 忍耐力をつけるために見ていた(というわけやないけど)大河ドラマ「江」が先週で終わり(なんちゅう大団円!)、今週から「坂の上の雲 第3部」が始まった。
 というわけで、「第10話」を見ました。
 ある意味こちらも忍耐力がいるなあ。番組の出来としては文句なし、なんやけれど、旅順要塞攻略の虚しき戦闘シーンがこれでもかこれでもかと続き、集中して見ていたら疲れ果ててしもうた。
 それでも、お互いが相手の姿を見てちゃんと戦をしている分、第一次大戦以降の戦争よりもずっとまともな戦やなかったかと思わせてくれたのは、これはドラマの出来がええからやろうね。
 乃木将軍役の柄本明さんが秀逸。従来の乃木将軍のイメージとは異なり、戦いに疲れ切っているにもかかわらず、それでも戦う意志を貫かなければならなかったという老将軍の存在感ときたら。オールスターキャストの中で、こういうキャスティングができるところがNHKの強みなんやろうなあ。
 というわけで、来週は「203高地」、そして「日本海海戦」へと話は続く。できたら「坂の上の雲」終了後、正月に「ポーツマスの旗」の再放送かなんかやってくれんかな。

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村田も杉内も [プロ野球]

 なんやねんなんやねん。
 つまり清武はんを切ったのは、FA補強で金をかけようとせず「育成の巨人」てなことをぬかしていたのが邪魔やったからなんやね。そのためにいびりだそうとしていたんやね。それに清武はんはまんまと乗ってしもうたということなんやね。
 そうやないと、ホークスの杉内とベイスターズの村田がFA宣言した時にすかさず声をかけたりはせんやろう。
 また杉内も村田も嬉々としてジャイアンツに行きたがってるのよね。村田によると「優勝できるチームに行きたい」そうで。それやったらスワローズかドラゴンズかホークスに行った方がええと思うな。
 ジャイアンツの場合、こういうお家騒動を起こしているという意味で入ったらややこしいと思うぞ。それに「優勝できるチーム」って、そんなんシーズンに入ったらどないなるかわからんやん。それがわかったらおもろないやんか。
 もしかしたらベイスターズは村田が問題で優勝でけてへんだかもしれんしな(優勝争い以前の勝敗ではあるけれど)。
 まあ、村田も杉内も好きにしたらええけどさ。
 それはそうと、来シーズンの優勝はタイガースやから、村田がタイガース以外のどのチームに入っても優勝でけへんのやけどね。あ、結果がわかってしもうたらおもろないな。ついばらしてしもうて、すんまへん。

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試験監督中の脳内オーケストラ [日常生活]

 昨日から後期中間考査。授業というのは疲れるけれど自分を開放する効用もある。そやけど、試験監督というのは生徒がカンニングでもせん限りただひたすら生徒たちを黙って見ているだけ。これは意外と辛い。
 私がこの仕事に初めてついたのは23年前、定時制高校の講師やったけれど、その頃は試験監督中に新聞を読んでる先生までいて驚いたことがある。まあこれは極端な例かもしれんけれど、本の一冊ももちこむ人はけっこう多かった。
 現在の勤務校でも10年前の転任当時は本のもちこみくらいは大目に見られていたけれど、現在では管理職の指導によりそれらの行為は生徒の不正行為を助長しかねないという趣旨から禁止されております。
 というわけで、同じ50分でも時間がたつのが遅く感じますな。私は頭の中でオーケストラを鳴らしながら教室をうろうろと歩いて不正防止を励行しております。「幻想交響曲」「新世界交響曲」など、何度も何度も聴いてそらで再現できる曲が多い。
 ただ、頭の中のオーケストラをつい現実の手が指揮しようとするのが困る。生徒たちは驚くやろうなあ。キタ先生がいきなり歩きながら両手を振りまわしはじめたら。オーケストラは私の頭の中だけで響いているのであって、生徒には聞こえてへんわけやからね、当たり前ながら。
 そういえば、他の先生方がどのように試験監督中の時間をしのいでいるのか聞いたことがないなあ。おそらく人によってかなり違うてて全員にたずねて見たらかなり面白い結果が出るんやないやろうか。
 ええい、そんなことを考えている暇があったら一枚でも多く採点しなさい。

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私の流行語大賞2011 [時事ネタ]

 今年の流行語大賞は「なでしこジャパン」やったという。
 ほんまの意味での「流行語」を選ぶわけやない賞やから、まあとにかく一番明るい話題を選んだということやないかと思う。
 ではほんまに多くの人の口にのぼった言葉というたらなんやろう。
 わたしやったら「想定外」を選ぶなあ。あらゆる場面でいろんな意味で使われ、そして今年の重大ニュースの多くにかかわる、そういう言葉やなかったか。
 あるいは「八百長」。または「真弓ではあかん」。後者なんか関西ではいたるところで聞かれたと思うぞ。私は絶対口にせなんだけどさ。
 あ、「ハシズム」というのも候補には入れておきたいな。私にとっては今年最もインパクトのある言葉やったもんねえ。

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