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マズアとボイルとジャングル大帝 [音楽]

 今年一番の冷え込みか。ベランダは強風。一服つけるのにも重武装ですわ。
 夜はテレビでNHK交響楽団の「ベートーヴェン交響曲第9番」の演奏会を見る。指揮はクルト・マズア。まったくタメのないスピード感あふれる演奏。ただし、美しく奏でるというよりは村祭りでえんやこらせのどっこいしょという感じのテンポとリズム。ティムパニの音がやたら響く素朴で野趣あふれる演奏で、これをN響といううまいけどお上品なオーケストラが演奏していると思うと驚く。合唱は国立音大の学生と東京少年少女合唱隊の透明感あふれるが元気のよい歌声。とにかく力強く元気という珍しい「第九」でございました。
 その後録画しておいた紅白歌合戦の「スーザン・ボイル」出場場面を見る。あの姿からあの声がというギャップの面白さ。そして美しい歌声でN響の「第九」も一気に吹っ飛んだ。これが今年の聴きおさめ、というわけやなく、今は日記を書きながらジョン・エリオット・ガーディナー指揮ウィーン・フィルの「メンデルスゾーン交響曲第4番“イタリア”改訂版」を聴いているし、このあとテレビ東京系の「ジルベスター・コンサート」の新年カウントダウンで演奏されるであろうホルストの「木星」で最後を締めることになるという予定。
 ちなみに今年最後に読んだ本は、トルストイ「アンナ・カレーニナ」になる予定やったけれど、夕刻アマゾンで注文した手塚治虫「漫画少年完全復刻愛蔵版 ジャングル大帝」を一気読みしたので、これが読みおさめになりました。
 あとはそばを食べるだけですか。
 というわけで、来年もよろしくお願いいたします。

年の瀬にまた不幸が [日常生活]

 愛すれどTigers「2009年度を振り返って」を更新しました。

 今日は恒例の正月の買い物。例によって阪神百貨店の地下に行く。今年は人混みは昨年よりもましかな。不景気の影響かしらん。双方の実家への手土産は喪中なんで年賀の干支菓子などは避け、佃煮や総菜などで日持ちのするものを探す。
 良い品が見つかったんで包んでもらう。
 ところが、突然連絡がきて妻の伯母さんが本日永眠したという。今日がお通夜、明日が告別式。妻の身内ということもあるし、私が買い物の途中やったんでお通夜には妻だけが行くことになった。
 思えば2月に岳父が亡くなり、間をおいて中学時代の友人、高校時代の恩師、そして今月にはSF大会のスタッフをしたときにお世話になったSFファンダムの先輩と身近に訃報の絶えへん年やった。さらに年の瀬にまた不幸が。妻は仕事をしていたころにお世話になった方を亡くしているし、ほんまにきつい1年やった。
 心労はそれだけやないんやけどね。妻は介護がらみで、私は職場がらみで常に疲れきっている状態やった。日記ではそれはさとられんようにアホなことばかり書いていたけれど。でも、読み返してみたら疲れが文章に出てるのがわかるよなあ。
 来年はもう少し心労の少ない年になってほしいと、切に願う。

桜井幸子引退 [テレビ全般]

 女優の桜井幸子さんが自分のブログで引退を表明したとか。
 そのニュースを知って一番最初に浮かんだ顔が作家の小林泰三さん。
 彼女が出演したドラマよりも何よりも、小林さんとツーショットで写っている写真の印象の方が強いんやもん。
 それだけのことですが、たぶん世間的には間違うているんやろうなあ。

ワッハ上方移転中止 [演芸]

 知事の思いつきで「通天閣移転」になりかけた上方演芸資料館「ワッハ上方」がなんとか現地存続ということで落ち着いた。
 よかったと思う。この日記では何度か書いてきたことやけれど、「ワッハ上方」はホールやレッスンルームなどの施設とセットになってるから意味があるんで、展示物については上方演芸にむちゃくちゃ関心のある人やなかったらそんなものにどんな価値があるかわからんというようなものやからね。それを通天閣に移転してもおそらく今以上に人は入らんと予想している。人がたくさん集まるところに資料館を置いたら利用者が増えるという単純なものやないんやから。
 来年早々にも生徒たち70人ほどを連れて2回に分けて「ワッハ上方」に行く予定をしているんやけれど、この2年ほどは「これが最後か」とやりきれん思いをしながら連れて行っただけに、次は安心して行ける。
 前にも書いたけど、また書く。
 売店のおばちゃんが寂しげに言うた。「若い(芸人の)人らが安くで(会に)使える場所がなくなるかと思うと……」。来年はそんなため息交じりの嘆きを聞かんですむ。
 私も40万人利用のたしに少しでもなるよう、今後も生徒を連れていきまっせ。そやないと2011年と2012年の集客の結果次第では廃館やと知事が明言したからな。関西経済同友会にとっては若手の落語家や講釈師の勉強会の場所なんかどうでもええということなんやろう、つまりは。

石の力? [日常生活]

 パワーストーンの広告をおもろいおもろいと読んでいたら、「喜びの声」とかいうのにこんなのが載っておった。

“パワーストーンを注文してからイロイロと変わりました! いつも喧嘩が絶えない、お父さんとおばあちゃんが仲がいいんですo(^-^)o もちろ私も彼氏とマンネリ化してたんですが、ラブラブに戻りました(>_<)
 明日の午前中にパワーストーンと初対面です(^O^)”

 まだ石は届いてへんのか!
 石の力と関係ないやん。もしあったとしても、これやったら注文してその間に運が開けたら、到着してすぐにクーリングオフしたらええやんか。
 もっとも、こんなん読んで注文する人はそんなことは思いつかんのやろうか。
 こういう体験談というのは誰が書いているか知らんけれど、もしほんまに購入者からこんなメッセージが送られてきたんやったとしても、掲載せんほうがええんと違うか。
 これ、某大新聞のサイトからリンクされてた広告ですねん。不景気で広告収入が減ってるというても、こういう胡散臭い広告にリンクはるとはなあ。ご時世とはいえあまり感心せんように思いますね。

メッセンジャー黒田暴行容疑 [時事ネタ]

 漫才「メッセンジャー」の黒田有があの横山やすしでもでけなんだことを成しとげた。「『メッセンジャー』黒田容疑者 ガールズバー店長殴った疑いで逮捕」 なる事件です。以下、産経新聞のサイトより。

“26日午前0時ごろ、大阪市中央区宗右衛門町のガールズバーで、「店内でケンカになり、男4人が1人を一方的に殴っている」と110番通報があった。大阪府警南署員が駆けつけると、男性店長(23)が顔面骨折の重傷を負っており、傷害容疑でお笑いコンビ「メッセンジャー」の1人で黒田有(たもつ)容疑者(39)=大阪府東大阪市吉田=ら男2人を逮捕した。
 同署によると、ほかに逮捕されたのは、東大阪市御厨東、会社役員、樋口勝紀容疑者(40)。黒田容疑者は「料金が高いと文句を言ったが殴っていない」と否認。樋口容疑者は「私がやったことで黒田は関係ありません」と供述している”

 別の記事ではメッセンジャー黒田がどついてるのを友だちが止めたという証言もある。ただ、4人で25万円請求されたということで、これは入った店が悪かった。というか、メッセンジャー黒田くらいになったら行く店を選んでほしかった。23歳の店長というのはなんですな、いかにも若すぎる。さぞかしアレな店なんでしょう。
 やっさんは酒癖が悪かったというても、暴言程度で抑える自制心はあったわけで、有名な「かごかき」暴言(若い人は知らんか)かて、タクシー運転手の態度にも問題があったという説もある。
 やったらいかんことをしたなあ。メッセンジャー黒田をかばう友人の言葉が泣ける。ここは正々堂々と「悪質なぼったくりに対して正義の鉄拳をふるったんです」と開き直るくらいのコメントを出した方がかっこいいと思うんやけれど。
 メッセンジャーは漫才そのものはかなり面白いと思うし、黒田の斜に構えたツッコミはなかなか他の漫才師にはないものなんで、こういう事件を起こしたのは残念。相方のメッセンジャーあいはらが気の毒やね。
 これに比べたら深夜ラジオで与太話をしていた北野誠なんかかわいいもんやないですか。少なくとも刑事事件を起こしたというわけやないことだけは確かやしね。
 さて、吉本興業はどういう処分を下すのか。前田五郎師匠の「脅迫文」疑惑で無期謹慎なら、暴行事件なら解雇か。実力派の漫才コンビが「芸」以外のことでつぶれてしまうのはもったいないことです。

喪中のクリスマス [季節ネタ]

 例年なら今じぶんは年賀状のプリントアウトをしているんやけれど、今年は喪中欠礼葉書を11月末に出しているから、なんか気が抜ける。と思うたら、年賀状のかわりにクリスマスカードを送ってくれた友人がいたりして、ちょっと嬉しい。
 ところで昨日クリスマスイヴということで妻とプレゼント交換をしたりケーキを食べたりしたんやけれど、喪中やのにそんなんしてよかったんやろうか。うちは門徒やから耶蘇教の祭りは関係ないし、だいたい今日はクリスマス当日で耶蘇教徒やったらミサに行って耶蘇教のぼんさんの「みんな、おらといっしょにぱらいそさいぐだぁ!」というようなありがたいお説教を聞いて(知識が偏ったところからしか入ってへんので、内容は不正確かもしれません)賛美歌を歌う日なんやと思うけど、まあ関係ないもんな。
 というわけで、別にいえずす様のお誕生日を祝うためにケーキを食べたりしたわけやないから喪中でもまあええか。

堅焼きミルフィーユ [季節ネタ]

 クリスマスケーキを始めていく店で買う。私たち夫婦のケーキの好みはドイツ風のスポンジとクッキーを重視し、あっさりとした味付けのもの。今日いった店はフランス菓子の店。ふだん行くドイツ菓子の店では並んでいないミルフィーユを買う。
 夕食後、クリスマスソングのオルゴール版のCDを聞きながら(小樽のオルゴール博物館で購入した年代物のオルゴールを使用した演奏なんで、響きが違うぞ。どうでもええことやけど)、さっそく賞味。
 ミルフィーユのクレープ生地を堅焼きにしてあるんで、縦に割られへん。これはパイ生地かと思うほど。仕方ないので行儀悪いけど、クレープ生地を一枚ずつ煎餅でも食べるみたいにして上からはがして食す。
 堅さとあっさり感がドイツ菓子風でうまい。
 これはしかしミルフィーユのほんまの楽しみ方とは違うよなあ。今度別のフランス菓子の店でミルフィーユを試してみんとあかんな。
 そこまでミルフィーユにこだわりがあるわけやないんやけどね。

上方漫才トラディショナル [テレビ全般]

 休みはやっぱりええなあ。明日は土曜出勤の振り替え日で休み。連休やけれど、ちょっと買い物に行ったりはしよう。
 というわけで、午前中は出勤などの関係で見られなんだ「坂の上の雲」の録画やとか、「鋼の錬金術師」やとか「君に届け」やとか「空中ブランコ」やとか「夏のあらし!~春夏冬中~」やとか「11eyes」やとかアニメをあれこれまとめて見たら疲れた。
 午後は午睡。あれこれあって精神的な疲れがどどどどどんとたまっていたせいか、熟睡。
 起きてから録画しておいた「上方漫才トラディショナル」という番組を見る。銀シャリら若手、中川家ら中堅、横山ホットブラザーズらベテランを集めた漫才番組で、ただただネタを見せてくれるありがたい番組。ここのところネタをテレビでやるというと若手コンビのコンクールが中心になるから、演芸場で漫才をたっぷり楽しめるこういう企画はありがたい。何よりも吉本のホームグラウンドであるなんばグランド花月で暁夫・光夫、たかし・ひろし、くにお・とおるといった松竹芸能の芸人さんも芸を見せているというのが時代の変化を感じさせた。
 間に道頓堀界隈の芸人さんたちのなじみの食堂などを喜味こいしさんのナレーションで紹介しているのも漫才ばかり見続けるとしんどいんでよい箸休めになった。こういう企画はもっともっとやってほしいものです。コンクールにある緊張感がなく、のびのびとした芸を楽しめるテレビ番組というのは貴重。というのはほんまはおかしいと思うんやけれどね。毎週1回、1時間程度のネタのみの番組を作っても今は数字はとられへんのやろうか。
 まあ、ほんまにネタだけ見たければ演芸場に足を運べばええというだけのことなんやけどね。

サンタのピザ [季節ネタ]

 今日の昼ごろ、職場で休憩時に窓の外を見ていたら、ピザの配達のお兄さんがサンタクロースの格好でバイクを運転しているのを見つけた。気の毒になあ。誰が嬉しくて街中をサンタの格好をしてバイクで走り回らねばならん。ああいうのは「恥ずかし手当」とかいう感じで通常より少しバイト料に上乗せをしてやらんならんのやないか。
 私の家ではピザを配達してもらうというぜいたくな習慣がないのでわからんけれど、あのサンタスタイルのお兄さんは、配達する時には白ひげをつけたり赤い帽子をかぶったりしてから配達先の戸を開けるんやろうか。「はいほー、めりーくりすますっ!」とかかけ声をかけて子どもにピザを渡したりするんやろうか。
 そやけど、サンタさんのプレゼントがピザというのはなんか嫌やなあ。だいたいピザを配達するのにサンタの格好をする必要がどこにあるのか。ケーキ屋ならともかく。
 それにしてもこの寒いのに街角でビラを配ったりするミニスカサンタのお姉さんは大変やろうなあ。ミニスカサンタさんはええとしても、そのプレゼントがビラやティッシュというのはやっぱり嫌ですね。