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いじりにくい「八犬伝」 [テレビアニメ]

 本日で正月休みも終わり。テレビアニメは少しずつ新番組が始まるのでありまして、今朝は「八犬伝」というアニメの第一話を見る。「八犬伝」については私は少しうるさいぞ。あのNHK人形劇「新八犬伝」が始まる前から子ども向きにリライトされた「里見八犬伝」を何度も何度も読み返し、中学時代に岩波文庫全10巻の「南総里見八犬伝」を読破し、以降も「八犬伝」がらみのパスティーシュやリライトはもれなくというわけにはいかんけれどなるべく目を通してきたのであります。
 最近では桜庭一樹さんの「伏」なんてのもありましたが、私としては不満が残った。「南総里見八犬伝」というのは作者の曲亭馬琴の性格もあってかなりがっしりとした構成の物語なんで、いじりにくいことこの上ない。数少ない成功例が「新八犬伝」と山田風太郎「八犬傳」やと思うのであります。
 で、今日見た「八犬伝」でありますが、うーむ、現代に舞台をとり、伝奇アクションの形をとってるんやけれど、どうも第一話を見た限りでは「別に八犬伝から設定を借りんでもええやん」という感じなのですね。まあ「八犬伝」に挑もうという心意気は買うけれど。あとはどこまで「南総里見八犬伝」に対する愛があるか……かな。
 あ、大河ドラマ「八重の桜」の第一話はまだ見てません。今日やっと、昨年の「平清盛」最終話を見終わったところなんで。非常に面白く前年の「江」よりもずっとちゃんとしたできやというのに、なんで視聴率最低やったんですかね。昔の「新平家物語」も視聴率はあまりよくなかったらしい。要は多くの人は源氏が好きで平家は嫌いということなんかなあ。

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