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体罰狩り [スポーツ]

 ここのところ新聞の社会面やらスポーツ紙やらで「体罰」の文字を見ない日はない。
 体育会系のクラブでどこでも体罰をしていたということはないやろうけれど、体罰をする土壌が全般的にあったことは事実やろうと思う。特に高校の運動部なんか、経験者が監督や顧問をしているとは限らんのやから、技術的な指導がでけんかわりに「精神を鍛える」てな理屈で指導するしかないよね。
 例えばだらだらした動きをしていたら、「緊張感をもたないで動いていると集中力を欠いて怪我をしやすくなる」と理屈でよう言わん人やったら「だらだらする奴は正座3時間!」てなことにもなるわな。
 私はそういう理不尽なことは嫌いなんで、やりませんけどね。でも、しらみつぶしに探していけば、「体罰」の事例はなんぼでも出てくると思う。
 そういう「体罰狩り」みたいなことをして、体罰をした者をいちいち処分していたんではどうにも動きが取れなくなるんやなかろうか。不問に付せとは言わんけれど、過去のことは過去のこととして、これを機会に今後そういう理不尽な指導法をあらためるというような方向に進めるとか、経験のない者にむりやり顧問をさせるというようなことをしないようにするとか、もう少し前向きな動きをしていかなあかんように思うんやけれどね。
 そのうち、体罰をしていたということを責められた指導者の中から自殺者が続出したりなんかしたら、今度は誰を責めるのかな。野球やったら高野連の会長に責任をとらせるのかな。
 もう「体罰狩り」はそろそろやめようや。部活動を盛んにしたいんやったら、教員のボランティアやなくちゃんと予算をつけてほんまもんの指導者を雇えるようにするとか。公立高校なんか、部活動のために人を雇う余裕なんかないんやからね。

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