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山野浩一の死 [追悼]

 どれだけ今週体力を消耗していたか、ようわかりました。朝起きて、朝食後も深夜アニメの録画したのを何本も見てたんやけれど、いつもの土曜日と違うて無性に眠たくなり、昼食前に午睡。昼食後も午睡。夕刻起きてきて相撲を見、野球を見、パソコンに向かう。すぐに眠くなる。体がそれだけ休養を欲しているのですね。おそらく熱中症寸前まで行っていたんやないか。
 山野浩一さんの訃報に接する。享年77。死因は食道癌。
 SFファンにとっては第一世代のSF作家で、日本のニューウェーブSFの第一人者、なんやけれど、ネット検索して訃報の記事を探したら、スポニチのサイトでは「血統評論の第一人者」と競馬評論家としてしか生前の業績を評価してなんだりする。確かにそちらの業績も大きかったんやろうけれど、競馬をやらん私にはピンとこないのですね。
 古本屋で買うた「X列車で行こう」くらいしか持ってへんので私には山野さんについて語る資格はないのかもしれんけれど。サンリオSF文庫創刊の時に、「監修・山野浩一」とあったのを見て、完全に競馬の方に行ってしまわはったんと違うたんやと思うたのを記憶している。
 筒井康隆さんのアンソロジーに収録されている「X列車で行こう」や「メシメリ街道」はやはり強く印象に残っている。スタイリッシュな文体、独創的なアイデア、第一世代のそうそうたるメンバーの中でも、特に際立っていたんやないかと思う。
 ところで、横山光輝さんの「バビル2世」の主人公の名も「山野浩一」なんですよね。横山さんは意識して命名しはったんやろうか。別にどうでもええことではあるけれど。
 謹んで哀悼の意を表します。

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