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M-1グランプリ2009 [演芸]

 昨日は「たちよみの会」例会と忘年会。忘年会は4人だけのこじんまりとしたかいになったけど、その分ふだんあまり話をしないメンバー同士にもかかわらず話が盛り上がった。20周年記念ミニ忘年会という感じですか。しかし20年もよう毎月開けてるなあ。自分でも驚く。
 帰宅してから「M-1グランプリ2009」を見たもんやから、就寝時間がすっかり遅くなってしもうた。そこまでして見るか。そやけども、最近はネットにすぐ結果がアップされるもんな。ネットにつなぐ前に見とかんと。
 今年も昨年に続いて粒ぞろい。初決勝組も常連組もそれぞれの持ち味をよく出していたように思う。優勝はパンクブーブー。私は東京の若手にはうといんで、ネタは初めて見たけれど、大阪にもよくいる「実力はあるのに決勝進出をなぜか逃していた」コンビなんやろう。稽古をようしているんやろうな。練り上げられた感じでテンポも間もいい。ただ、これから売れっ子になってこんなにネタを練り上げられる時間があるかどうか。テレビは芸人を消費するだけして育てへんからね。
 惜しかったのは笑い飯。今年はついにいったかと思うた。ファイナルのネタも私としては問題なし。下ネタをしつこくやるののどこがいかんかな。もっとも、決勝のネタの「鳥人」のインパクトに比べると平凡に感じられてしまうのは確かで、ここらが三振かホームランかというこのコンビらしいところかも。最後の年になる来年は最後に般若心経ネタをかまして難解な漫才で審査員のベテランたちを惑わしたってくれ。
 NON STYLEは大阪時代の「イキリ」ネタのテイストがはいったもので、安定した笑いを提供できるこのコンビならでは。敗者復活からのファイナル進出で、追いつめられんと力の出んところもこのコンビならではですね。
 ナイツは昨年と同じく良くも悪くも「寄席芸」の「色物」の枠を脱しきれてないけれど、寄席で漫才を続けて息長く大ベテランになってもこの調子でいくやろうという、東京漫才の王道を行くコンビやと思うんで、逆にグランプリの称号は似合わないんやないかなあ。
 モンスターエンジンの評価が意外に低いんで驚いた。これまで何度も見たこのコンビのネタでは一番おもろかった。やっと「にのうらご」時代の殻を突き破れたな。夫婦の会話をおっさんのケンカ口調でやるという着眼点をどう見るか、やったかな。カウス師匠が「下品」というような評価をしていたけれど、カウス・ボタンの漫才かて品はないよ。
 あとは駆け足で。ハライチは言葉遊びの無邪気な感じとネタの内容のブラックな部分のギャップがよかった。東京ダイナマイトは力をセーブしていたのか、インパクトに欠けたかな。南海キャンディーズは山ちゃんのツッコミのうまさが光った。静ちゃんはがんばっていたけれど、うまくなりすぎてかえって初期よりパワーダウンした感じか。うまくなった分、ネタのパターンも変えた方がええんとちゃうかなあ。ハリセンボンはネタは面白かったけれど、場面を切り替える時のメリハリがない分一本調子になってしもうたのかな。
 今年はつくづく「テンポと間」の大切さを感じさせるM-1でした。それにしても年々ハイレベルになっていくなあ。今やったら2002のますだおかだの漫才クラスやと決勝進出も危ういかもしれん。今や数ある漫才コンクールの中でも一番の権威ある大会になったM-1やけれど、そうなるだけの理由はある。
 好き勝手書いたけど、見終わったあとへとへとに疲れるくらいどのコンビも面白かった。ちなみに、今日出勤したら、生徒たちの間も「M-1」の話題で盛り上がっていたぞ。関西では視聴率30%やったらしい。それを支えているのは高校生たち若いファンですぞ。

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献本は相手を選ぼう [読書全般]

 なんかしらんがスピリチュアル的な成功ハウツーものの本を献本したいから住所を知らせてほしいというメールが先日きた。
 私の読書傾向はこれまでサイトにアップしてきた感想文のタイトルをざっと見ても明らかで、その手の本に全く関心がないことは一目瞭然やろうと思うんやけれど、何を考えてそんなメールを送りつけてきたんやろう。
 とりあえず、放置。今読みかけている「アンナ・カレーニナ」が中巻で時間がなくて中断しているというのに。そんなところまで手は回りません。
 それにしても、私の読書傾向をちゃんと調べたのかねえ。ちゃんと調べたら「こいつのところには送らんとこう」と判断できるやろうに。

 明日12月20日(日)は「たちよみの会」例会です。今月は例会後に20周年記念忘年会を予定しています。ご参加をお待ちしています。

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吉朝と松葉 [演芸]

 NHKBS2で「上方演芸ホール」を見る。桂吉朝さんの「かぜうどん」と七代目笑福亭松鶴(笑福亭松葉)さんの「隣の桜」。両方とも故人というのがつらい。
 吉朝さんの「かぜうどん」は何度か見ているんやけれど、改めて見直すと、やっぱりうまい。人物の描きわけがうまくてしかも自然。今も生きていたら、このきっちりした描き分けにさらに人間味が深くつけくわえられていることやろう。
 松葉さん(七代目というべきなんやろうけれど、追贈やからなあ。生きている時の呼び名はやっぱり松葉さんやなあ)の「隣の桜」はまだまだ若々しく、これからという感じがする高座。松葉さんの場合、松鶴を襲名してからどう変わるかということやったわけで、もしかしたら名人になったかもしれんというその可能性のまぶしさが逆に辛い。
 まだまだJOBKにはいろんな落語家さんの高座のビデオが残ってると思うので、今後は先代小染さんや文紅さん、先代文我さん、先代春蝶さん、先代福郎さんあたりを見せてくれんかなあ。

 12月20日(日)は「たちよみの会」例会です。今月は例会後に20周年記念忘年会を予定しています。ご参加をお待ちしています。

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休んだのをいいことに [日常生活]

 朝起きたら咳は治まったもののくしゃみは止まらんし、鼻水は出るし。熱は出てなんだけれど、ここ2週間ほど苦しんでいる症状も芳しくないんで思い切って一日休むことにした。
 休んだのをいいことにずっと布団にもぐりこんで寝たった。あ、それが目的で休んだんか。
 おかげさまで夕方ごそごそ起き出してきてからは体も軽く、ここ2週間ほど苦しんでいる症状も(薬を飲んでいるからやけれど)かなり落ち着いてきたんで明日からは無事復帰できそう。
 いやしかしなんです。私、土日は録画したアニメやらなんやら見まくりなんで、こんなに一日ゆっくり寝たのってほんまに久しぶりと違うか。今週は土曜出勤で授業と中学生向けの学校説明会で体験授業もやらんならんので、今日休んで疲れをとったのはかなり大きかったなあ。
 関係の皆様にはご迷惑をかけました。明日からはぼちぼちですけどちゃんと復帰します。

 12月20日(日)は「たちよみの会」例会です。今月は例会後に20周年記念忘年会を予定しています。ご参加をお待ちしています。

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漫研高校生が金欠である理由 [日常生活]

 急に冷えこんだせいか、朝からよく咳が出る。明日もこんな調子やったら、一日休んで様子を見た方がええかもしれん。それ以外にもいろいろあってここんとこ体調不良が続いているからなあ。
 それにしても高校生はおもろい。漫画研究部に渡された生徒会からの予算を使うて画材などを買わせたんやけれど、85円オーバーした。
「このオーバーした分はどうなるんですか」
「画材をよう使う部員が1人10円ずつ出し、たまに使う生徒からは5円だけ出してもらうとか、自分らで考えや」
 そんな会話を部長としていたら、1年生の生徒がそれを聞いて言うのね。
「えー。私、今月金欠なんで10円なんて大金よう払わんわ。ゲームソフトを2本買う予定やし」
 ええいええい、ゲームソフトは10円未満で買えるんか。2本やから5円未満か。画材は個人で買うと高いから生徒会予算のクラブ費で買いそろえてるんやんかあ。
 まあ、ボケてると思うんで、ちゃんとツッコンであげましたとも。
 それにしてもゲームソフト2本かあ。どこが金欠やねんな。「ケーキは別腹」というけど、この場合は「ゲームは別財布よ」というところですかねえ。

 12月20日(日)は「たちよみの会」例会です。今月は例会後に20周年記念忘年会を予定しています。ご参加をお待ちしています。

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文珍の「口入屋」 [演芸]

 今日は帰宅してすぐ録画しておいた「日本の話芸」を見る。桂文珍師匠の「口入屋」。さすがにしゃべりは達者なんやけれど、文珍師匠の落語を聴くと、いつもなにかしら物足りなさが残るんやなあ。何なんやろう。
 実は今日は授業で染丸師匠の「寝床」とざこば師匠の「子は鎹」の録画を見せたんやけれど、そちらはいずれも満腹して見終わった。ということは、この二人の落語にあって文珍師匠にないものが何かあるんやろう。
 で、思いついた。「主題」が見えんのですよ、文珍師匠の落語には。そのネタで観客に伝えたいことが非常に見えにくい。文珍師匠は落語のうまさという点では染丸師匠やざこば師匠よりも上やないかと思うんやけれど、それが逆に悪達者というような感じになってるんやないかなあ。ネタそのものを突き放してみた上でやってはるように感じる。生で聴いたときでもそう感じたことがある。
 噺にぐっと入ってしまい、演者と噺が混然一体となる瞬間というのが名人にはある。米朝師匠の「たちぎれ線香」は何度も生で聴いているんやけれど、そのたびに胸がいっぱいになったものです。春團治師匠の「いかけや」の子どもたちは、師匠がほんまに子どもになったみたいに感じさせるものがある。文珍師匠の場合、私は不幸にもそういう一瞬に立ち合うたことがない。
 今日の「口入屋」も噺の構造の面白さは見えるんやけれど、女衆に懸想する番頭たちの愚かしさを強調したいのか、丁稚から見た大人たちのばかばかしさを強調したいのか、そこらあたりがわかりにくいんですな。どっちともとれる。底意地の悪さが文珍師匠のまくらの面白さなんやから、本題の落語でもそれを押し通したらええのにな、と思うたのでありました。

 12月20日(日)は「たちよみの会」例会です。今月は例会後に20周年記念忘年会を予定しています。ご参加をお待ちしています。

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赤星特集誌 [プロ野球]

 さすがサンスポ、早いなあ。
 赤星の引退を記念したグラフ誌をさっそく発行していた。おそらく在阪各スポーツ紙が次々と同様のものを出してくるやろうから、競争になることは必至。となると、1日でも早く出したところのものから先にどんどん売れていくことやろう。
 それにしても、新人から9年間、膨大な量の写真が新聞社に保管されていたやろうに、そこから記念の盗塁の写真などをうまく選別して掲載している。
 短期間で編集(むろんこんなに引退が早いと予測してなんだから予定稿など一切なし)したにしてはなかなかよくまとまっていてよかった。
 さあて、明日はどこのスポーツ紙が特集号を出すかなあ。わくわく。

  12月20日(日)は「たちよみの会」例会です。今月は例会後に20周年記念忘年会を予定しています。ご参加をお待ちしています。
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シンケンジャー佳境に [テレビ全般]

 おおお、「侍戦隊シンケンジャー」が大詰めを迎えているぞ。悪役の筋殻アクマロという面妖な公家言葉もどきをしゃべる奴が龍脈みたいなところになんか打ちこんでどっかどっかんと火柱が立ってシンケンジャーたちはぶっ倒れている。
 おそらくあと数週かけてアクマロを倒し、最後は血祭ドウコクとの最終決戦ということで終わるのでしょう。戦隊もののひとつのパターンではあるのね。毎週毎週決まったパターで怪人を倒し、残り2ヶ月くらいになると悪役がついに世界滅亡へと乗り出し、クライマックスに……。
 今回は小林靖子さんがメインで脚本を書いているせいか、仮面ライダーみたいな感じでそれぞれの人物の背景がきめ細かく描きこまれているし、クライマックスに至るまでにちゃんと伏線を張っている。例年は最後になっていきなり話のスケールがむやみにでかくなるので戸惑うんやけれど、その不自然さがないのがよろしいな。さらに血祭ドウコクとは別に薄皮太夫や腑破十臓みたいなはぐれ者たちとの決着も楽しみ。薄皮太夫の声をしている朴ロ美さんは最後には太夫の前身である薄雪役で顔出し出演するかというのも期待しているところでありんすよ。
 というわけで、「シンケンジャー」は戦隊ものでは私としては「デカレンジャー」以来の傑作と思うんですが、ターゲットの男の子たちにとってはどうなんやろうね。

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岡田と原の夢 [日常生活]

 今日は所用で京都へ。
 よほど疲れていたのんやろう。帰りの阪急は特急はいっぱいで座られなんだんで時間はかかるけど準急に乗った。すとんと爆睡。目が覚めて停車している駅が目的の駅と思い降りたら、ひとつ次の駅。逆方向の電車で引き返して乗り換える。よけいに時間がかかったわい。
 帰宅して横になり読書。気がついたら寝ていた。
 変な夢を見た。何かの企画でオリックスの岡田監督と読売の原監督がぶらりと二人旅をするのに私は同行しているらしい。中之島とかぶらぶら歩く。電車に乗ったら何者かに乗っ取られ、えらいことに。実はこの事件の黒幕は原監督で、歯を見せて笑うたところ、電車が止まる。乗っ取り犯の立てこもる運転席(天井の上にある。なんでや)の戸の隙間からもみじおろしみたいなのが垂れてきて床にたまり固まって人の形になり、俺さまは不定型生物の刑事だと名乗ったところで目が覚めた。
 ストレス解消になるようなおもろい夢やったけど、なんでこんな夢を見るかなあ。まあ夢というのはそういうもんなんやけれど。

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爪が割れてはがれて浮いた [日常生活]

 ずぼらかまして爪切りをさぼっていたらけっこうのびてきた。明日くらい切ろう。面倒なんで一日延ばしにして今日まできた。
 ずぼらはいけません。
 会議室の机といすの並べ替えを短時間にせんならんという状態になり、急いで作業をしていた。右手小指に衝撃が走った。
 痛!
 小指の爪がなんか浮いてる。半分くらいのところから折れてる。辛うじてつながってるから、爪の裏の肉の保護はできる。そやけど、半分はがれたところはこすれると痛い。応急手当でバンドエイドを貼った。指に強く巻きつけて浮かないようにし、のびた爪が引っかからんように上からふたをするようにもう一枚バンドエイドを貼った。
 あとは雑菌が入ったり蒸れたりせんようにこまめに貼りかえるのみか。ちゃんとのびきって元に戻るまで何ヶ月かかるかな。
 ところで、ガーゼのついた簡便な絆創膏を関西人はたいていバンドエイドというな。サビオでもカットバンでも関係なくバンドエイドというな。あれはなんでなんやろうね。

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