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教科書に「おたく」が [教育]

 来年度から使われる「倫理」の教科書の見本が各出版社から続々と送られております。指導要領が新しくなったんで、教科書の内容もこれまでのものとはいくぶん違うものになっている。そやから読み比べて新たに選らばなならんのですね。
 読んでいて「うわぁ」と思うたね。ある教科書では「青年期の心理」の単元で、「しらけ世代」から「新人類」そして「おたく」の登場について触れている。どなたが書いたんや知らんけれど、これ、私らの世代のことですやん。
 これって、教科書の内容として必要なのかなあ。特に「新人類」なんて、ほんまに一時的に使われていただけやんか。なんかすごく一面的な記述のような気がして、これまでこの会社の教科書をずっと使うてきたけれど、この点だけで考え直したくなった。
 なかなかまとめて読む時間が取られへんのやけれど、「青年期」の部分だけでも読み比べておかねば。
 それにしても、なにも「しらけ世代」「新人類」「おたく」だけを抽出する必要はないよなあ。それなら、時代ごとに若者を規定して使われた言葉の変遷をたどるとかしてほしかった。「モボ、モガ」「アプレ・ゲール」「昭和ヒトケタ」「ベビーブーム世代」「団塊の世代」「全共闘世代」「三無主義世代」などなど、時代によっていろんな呼び方があったし、最近では「ゆとり世代」やとか「さとり世代」やとかいう呼び方もある。
 それらがどう違うのか、またはどう同じなのか。現在の高校生に考えさせる素材として比較させるというような形は取られなんだものかねえ。

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