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不快な万歳三唱 [大相撲]

 完全休養日。午後からはしっかりと午睡。土曜日の休みにしっかり午睡しないと、ほんまにしんどい。明日も幸い外出予定がないので、しっかりと休みが取れる。
 夕刻に起きてきて、録画していた相撲を見る。十両は千代鳳と千代丸の兄弟が星ひとつの差で優勝争いをしている。そして、幕内は昨日書いたように稀勢の里が白鵬に完勝。これで明日は1敗同士の横綱対決で優勝が決まる。白鵬の独走で決まってきたここ数場所と打って変わって、今場所は面白い展開になった。殊勲甲はむろん稀勢の里。
 土俵下の控えで、白鵬はいつも瞑想するように目を閉じて集中力を高めている。そやけど今日は目をしばたかせたり、腕を組み直したりといくぶん落ち着きがない。対する稀勢の里は、緊張が高まるとよくチックのように顔をひくひくさせるんやけれど、今日は時折大きくまばたきをするくらいで、かなり落ち着いている感じ。
 これは稀勢の里が勝つかも、とこの控えの段階で感じた。仕切っている時も白鵬の表情にいつもの余裕がない。時間いっぱいの段階で、私は稀勢の里の勝利を確信した。予想通り、稀勢の里が一貫して優位に攻め、最後は上手投げで白鵬を土俵に沈めた。
 北の湖理事長は「両横綱に勝って13勝2敗で終わったら、優勝に準ずる扱いにしていいのではないか」というたらしい。つまり、稀勢の里が明日鶴竜に勝ったら、来場所優勝すれば横綱昇進できるということになる。
 理事長もいらんことを言うなあ。稀勢の里には過剰なプレッシャーをかけたらあかんのよ。どうせなら「品格力量抜群につき、横綱に推挙したらどうか」くらい言うてくれんかいな。
 それはそうと、取組が終わったら、会場では万歳三唱の声が響いていた。おいおい、それはないやろう。そんなに白鵬が負けたのが嬉しいか。負けたとはいえ、白鵬の相撲は立派なものやった。いくらなんでも万歳三唱は天下の横綱に対して失礼やろう。この万歳三唱を白鵬はどう受け取ったか。どんなに普段声援していても根底では負けることを望まれているんやないかと思われるようなこの万歳三唱は、非常に不愉快やった。九州の観客は時間いっぱいの仕切りでも「魁皇コール」をやめなんだりと、これまでも「それはないやろう」ということをしてきたけれど、これは気質の違いなんかなあ。この感覚は、私にはちょっと理解でけん。

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