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風化させたい人もいる [1月17日の記憶]

 19年目。
 朝起きてテレビをつけ、黙祷。
 風化させてはならないと、新聞などで書く記者がいるけれど、記憶はどんどん風化していく。それは仕方のないことで、あの地震が起きた時にどこにいたかで、記憶の仕方に違いも出てくるやろう。
 防災の大切さを思い直す機会としてとらえるのもよいけれど、一番大切なことは、そこからどれだけの教訓を得、そしてその教訓を生かすかということなんやろうと思う。
 埋め立て地のタワービルに府庁を移そうとした府知事がいた。いまだに仮設住宅に住み続ける東北の人たちがいてるのに、すぐにでも原発再稼働をしないと日本のエネルギー事情がピンチに陥るかのように書きたてる新聞がある。
 風化するのは、人の記憶や意識やとしたら、わずか数年で阪神淡路大震災も東日本大震災も風化させてしまいたがる人もいれば、何十年たとうと風化させられへん人もいてる。
 目をつむり、そんなことを考えながら、テレビ画面に向かうていた。
 来年も同じことを考えてしまうんやろうなあと思いながら。

 1月19日(日)は「たちよみの会」例会です。今月は例会後に新年会をする予定です。多数のご参加をお待ちしています。

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