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王女に捧ぐ身辺調査 [読書全般]

 一日中、体全体が凝っている感じ。熱でもあるかと測ったら、36.8℃。微妙なところやなあ。
 もともと緊張ばかりしている質である。若いころやけれど、学校の廊下で通り過ぎたベテランの先生が一言「そんなに肩に力を入れんでも」。自分でそんなつもりは全くなかったんやけれど、無意識のうちに全身が緊張しているのかもしれん。それ以降は肩の力を抜くことを意識してはいるけれど、いつもそう意識し続けるのは難しい。
 よって、夏休みのはじめとか冬休みのはじめなんて時はどっと疲れが出るのです。ましてや昨日は年賀状も出せたし、よけいにほっとしてる。
 朝のうちは例によってテレビを見たりして過ごしていたけれど、無性に眠く、昼食前に少し寝る。昼食後、午睡。夕刻目覚めて、あと少しで読めるというところまで来ていた本を読み切る。
 今日は早目に寝よう。明日は年始の買い物の予定やしね。
 アリスン・モントクレア/山田久美子・訳「王女に捧ぐ身辺調査」(創元推理文庫)読了。「ロンドン謎解き結婚相談所」シリーズ第2作。第二次大戦直後、貴族階級の戦争未亡人グウェンと元諜報員のアイリスという異色の2人の女性が意気投合して結婚相談所を開き、前作では依頼人のからむ殺人事件を解決したが、本作ではエリザベス王女の恋人であるギリシアのフィリップ王子の出自にまつわる怪文書の真贋と、怪文書の持ち主である脅迫者を探す。前作ではあまり目だたなんだグウェンが本作では大活躍。なにしろ階級社会の英国やから、王室がらみとなると諜報員やったアイリスごときでは手が出んところが出てくるのです。ここらあたり、作者の作りあげた設定を十二分に生かしたストーリーになっている。前作ではほとんど言及されてなんだグウェンの容貌も、亡命しているギリシア国王からダンスの相手に指名され、それが大衆新聞に報じられるほどの美貌やということがわかる。相手女性となめる脅迫犯たちをまんまと出し抜く展開など、小気味よい。次作があるのかどうかは不明やけれど、ぜひ続けていってほしいシリーズです。

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