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祇園を歩くのは観光客だけではない [季節ネタ]

 彼岸ですんで、今日はお墓参り。大阪市内から京都の東山まで行くのはやっぱり遠いなあ。特にうちのお墓は山の中腹みたいなところにあり、そこまでは歩かな行かれへんので(こんなことを書くと東山の山中にあるみたいですな。八坂神社の裏手やのに)、ここ数日なんかだるい私にとってはもう遠足。
 ところで、ちょうど連休やったり大学生や高校生は春休みということもあって、祇園へんはとにかく観光客が多かった。日程や天気予報の関係上、今日らが一番ええんでお墓に参ったわけなんやけれど、えらい日とぶつかったなあ。
 とにかく人通りが多い上に、携帯やらデジカメやらで歩道の屋根についてる看板を撮るために立ち止まってみたり、人が歩いているところで記念写真を撮っていたり。みなさんの「思い出作り」のために通行人を妨害するのはやめてくれ。こっちは早ようお墓に行ってお参りしてすぐに家に帰りたいのよ。とにかく座りたいのよ。それくらいしんどいのよ。
 まあ私の事情なんか観光客にはわからんとは思うけれど、それにしても携帯にカメラがついているおかげで手軽に写真が撮れるからというてほかの通行者のじゃまをしてもええというもんでもなかろう。
 なんとか汗だくになってお墓参りを済ませ、下山。帰りに「祇園饅頭」のおはぎを買うて帰る。ここのが一番おいしいんですわ。お彼岸の時はなるべく買うようにしてる。お勧めです。観光客向けの店やないところがええんです。

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韓国は何も言えないはずだが [プロ野球]

 WBCの第二次ラウンド、一二位決定戦は日本チームの勝ち。前回の対戦で韓国が勝った時、「最高の選手を繰り出しながら負けた日本は何も言えないはずだ」(MBCテレビの解説者)とまで言うた韓国側、今回はなんて言うてるんかなと思うたら、韓国チームの監督はこんなことを言うてる。スポーツ報知のサイトより引用します。

“韓国・金寅植監督「きょうは投手を温存したことでこんな結果になった。(準決勝で当たる)ベネズエラは米大リーグの選手が多くいるが、われわれはメジャーの試合を見て研究してきた。ベストを尽くすだけだ」”

 えーと、つまり今日は本気やなかったから勝たなんだと、そういうことですね。次のベネズエラ戦では本気を出しますよ、と。
 おもろいなあ。これ、勝ってたらどない言うてたんかなあ。負けたけど、うちが弱かったからと違うぞ、なんていうのは明らかに劣等感がにじみ出している感じがするね。ほんまに強かったら、「今日はやられた。相手もよく研究してきている。しかし次に当たった時にはうちが勝つ」てな調子のことをいうはず。私は長年相撲を見てきて金星を与えた横綱の談話を聞いてきたけれど、「今日は相手の力を測ってみただけだ」なんていう横綱は一人もいてへんよ。大横綱であればあるほど言い訳はせず「自分に力が足りなかった。もっと稽古してやり直します」というような談話を残している。例えば貴乃花とかね。
 ほんまに、韓国の日本に対する感情というのは複雑なものがあるんやなあ。こと野球に関してはもう互角なんやから、こんな卑屈にならんでも堂々と日本の力を認めたらええのにね。なんていうか、おもろいもんです。

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教え子の同窓会 [教育]

今日は、3年前に卒業した教え子たちの学年同窓会に参加。クラス単位の会はやっているらしいけれど、学年全体となるとこの学年はこれが初めてや。100人近くの卒業生たちが集まり、成長した姿を見せてくれた。
私も元担任として寄せてもろうたんやけれど、大人になった教え子たちが彼らなりにちゃんと社会に出て健闘している姿を見ることができてなんかものすごく嬉しくなった。
現況を話してくれる教え子たちを見ていると、ペーパーテストで何点取ったとかそんなことで「教育ナンバーワン」なんか決められんと思う。ほんまに。
私なりに仕事をしてきて、それに対するごほうびをもろうたような、そんな気分かな。

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日本は何も言えないはずだ [プロ野球]

 愛国心というのはなんというか、おもしろいねえ。WBC第二次ラウンドで韓国チームが日本チームに勝った時の韓国の放送局の反応なんやけどね。以下、産経新聞のサイトより引用します。

“野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本を破り、4強進出を果たした韓国では18日、地上波テレビ3局すべてが試合を生中継。勝利の瞬間は「最高の選手を繰り出しながら負けた日本は何も言えないはずだ」(MBCテレビの解説者)と、宿敵を破った高揚感に包まれた。
 1次ラウンドA組での日本との初戦でコールド負けという「韓国野球の恥辱の日」(韓国スポーツ紙)を味わった韓国だが、同組の1位決定戦に続く日本戦での勝利に「やられたショックは完全に消えた」(MBCテレビ)、「精神力と集中力の勝利だ」(SBSテレビ)と喜んだ”

 第一次ラウンドの1回戦で日本が韓国にコールド勝ちした時、「しょせん韓国はこの程度のチームだ」みたいに見下した報道をしたメディアはなかったように思う。韓国チームの強さはこれまでの国際試合で何度も味わってきたはずやからね。また、韓国のプロ野球で活躍していたイ・スンヨプ、イ・ビョンギュ、イム・チャンヨンなどはそれぞれの所属チームには欠かせん戦力やしね。今回の韓国チームのイ・デホやキム・テギュンを我らが阪神タイガースが獲得したいと調査を始めたという記事がスポーツ新聞に掲載されたりもしてる。
 なんだかなあ、「最高の選手を繰り出しながら負けた日本は何も言えないはずだ」という発言からはどんなに勝っても日本チームに対する劣等感みたいなものがあるのかなあなんて感じがするわけですよ。日本に対する韓国の感情というのはなかなかに複雑なものがあるらしいけれど、たかが野球の勝敗でここまで言うかなあ。
 勝ったチームが強い。負けたチームが弱い。そんな単純な二元論は野球には通用せんと私は思う。同じ投手でも捕手のリードが違うと別人のような投球をするし、打者も同じ投手から常に打てるとは限らん。心理戦の要素もある。
 たかが野球チームの試合やないですか。負けたら自分の国全体が全否定されたように感じたり、勝ったら相手の国全体を完膚なきまでに叩きのめしたように感じたりするというのが、私には理解でけん部分であるのですね。
 ほんまに愛国心というやつはおもろい。私はWBCの日本チームの監督がジャイアンツの原監督やという時点で応援する気も何もなくなりましたからねえ。これがイーグルスの野村監督やったら、かつてタイガースの指揮をとり現在の強豪チームになる土台を築いてくれた監督やし、たぶん応援しようというような気になっていたと思う。
何べんも書くけど、私は阪神中華主義やからねえ。寄せ集めのチームにそこまで思い入れることはちょっと無理ですわ。

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意外な親戚 [トリビア]

 今週の「週刊朝日」には意外な有名人が親戚同士であるという紹介記事が掲載されていて、これがめっぽう面白かった。有名な組み合わせもあれば、あまり知られてへんような組み合わせもあって、特にゴシップというわけやないけれど、興味深々で読んだ。
 たとえば田中星児さんとグッチ裕三さんが親戚やとか、伊勢谷友介さんは山本寛斎さんの異母弟やとか、まあいろいろとあるもんですなあ。
 以前この日記にも書いたけれど私は「今日の猫村さん」のほしよりこさんとは父親がいとこ同士という関係にある。ただし、私のような零細ものかきは世間に名前が通ってへんから週刊誌に取り上げられるようなことはないけどね。そやけど、SFファンで私の名前を知っていて、そして「猫村さん」ファンの方がいてたら、意外な組み合わせやと思うてくれる人もいてるかもしれん。ちなみによりちゃんとは彼女が小さい時に遊んだことはあったと思うけれど、今はもう面識がないに等しい(おたがい名前くらいは覚えているとは思うけど)。
 妻は野沢那智さんの姪が野沢直子さんやということを知らなんで驚いていた。そんなことを知らんということに私は驚いていたけれど、まあ自分が常識と思うていることは往々にして世間では非常識やということはよくあることですから、驚くほどのことはなかったかもしれんな。

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いびきクリップ [時事ネタ]

 ほうほう、「いびきクリップ」根拠なしなんですってよ、奥さん。というわけで、産経新聞のサイトから引用。

“「睡眠時に鼻につけるだけでいびきを軽減」などと表示して販売したクリップの効果に根拠がないとして、公正取引委員会は16日、景品表示法違反(優良誤認)でピップフジモト(大阪市中央区)、ピップトウキョウ(東京都千代田区)、キートロン(千葉県市川市)の3社に排除命令を出した。
 公取委によると、3社は平成17年10月から今年1月にかけて、左右の鼻の穴を仕切る鼻中隔を刺激することで鼻呼吸を促進、いびきを軽減するなどと宣伝して「いびきクリップ」などの商品を販売。公取委が根拠の提示を求めたところ、ピップ2社は回答を出さず、キートロンは利用者のアンケートはがきなどを提出しただけで、合理的な根拠を示せなかった”

 実は以前、いびきがひどくて、鼻の通りが悪いせいで就寝中に時々呼吸が止まると妻に言われ、妻が買うてきてくれた「いびきクリップ」を鼻に蒸着、ではなく癒着、でもなく装着して寝ていたのです。
 もっとも、効果があるんだないんだかわからん上に寝ているうちに無意識に外したりしてたのと、鼻粘膜を刺激して鼻水が出たりもしたので、すぐにやめたけど。
 ということがあったんで、私はもうとっくに「いびきクリップ」は信用してなんだんやけれど、こうやって公取委が根拠を示したということで、私の判断は正しいものとわかったのであった。
 もっとも私が蒸着、ではなく癒着、でもなく装着して(しつこい)いた「いびきクリップ」は百円ショップで売っていた安物やったから、ピップ製のバカ高い商品やと効果はあったのかも。
 まあどっちにしても鼻にあんなものをつけて寝ても、かえって安眠でけなんだということだけは確かですけどね。

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続・政治家は図太い [時事ネタ]

 昨日の日記の続報としてこんな反論 が日本生物学的精神医学会の理事長から出されている。以下、産経新聞のサイトより引用。

“鬱病で休職する教員をめぐり「(国会議員は)そんな気が弱かったら務まらない」と述べた自民党笹川尭総務会長の発言に対し、日本生物学的精神医学会の倉知正佳理事長らが15日、「鬱病と気の強さ弱さとの関係は指摘されていない」とする声明を出した。「典型的な鬱病は几帳面、仕事熱心で責任感の強い人がなりやすいといわれている」と解説している。
 声明は、自殺者の多くが直前に鬱病や鬱状態であることも指摘。笹川氏に、鬱病患者の苦しみを理解し対策、解明に協力するよう訴えた”

 おそらくこの抗議は、「私の認識が甘かった。鬱病に関しては謝罪します」程度の言葉で終わりにしてしまうんやろうな、総務会長。鬱病患者がどんなに苦しんでいるかなんて理解してくれるやろうか。
 こんな抗議に対して自分の発言に責任を感じたりしてたら政治家なんか務まりません。国会議員には鬱病患者なんか1人もいないそうやからねえ。

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政治家は図太い [時事ネタ]

 大相撲小言場所「平成二十一年春場所展望~朝青龍への賛否~」を新規更新しました。

 自民党の笹川総務会長がこんなこと を言うたそうな。朝日新聞のサイトより引用する。

“自民党の笹川尭総務会長は14日、大分市であった党県連の会合で、「学校の先生で、うつ病で休業している人が多い。国会議員には1人もいませんよ。気が弱かったら、務まりませんから」と発言した。うつ病患者への理解のない発言として、批判を受けそうだ。
 問題発言は、県連年次大会の特別講演の中で、教育問題について発言した中で飛び出した。笹川氏は、うつ病で休んでいる国会議員はいないとしたうえで、「苦しいときこそ知恵が出る」などと続けた”

 いやあ全くその通り。政治家は無神経なくらい図太くないと、でけんと思いますよ。そして教師は繊細なくらいやないとあかんよ。そうやないと微妙に変化する子どもたちの心情などを察知してそれに対応したりはでけんからね。
 そうです、政治家は繊細な心の持ち主にはつとまりません。そうやないと公約を平気で反故にしたり、汚職をしていても潔白やと開き直ったりはでけんからね。お説ごもっともでございます。

 明日、3/15(日)は「たちよみの会」の例会です。多数のご参加お待ちしています。

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DVDブック「猛虎列伝」 [プロ野球]

 講談社から「DVDブック『猛虎列伝』」が創刊されたので、とりあえず買うてみた。創刊号のみ790円で買いやすい値段やったからね。
 内容は、1985年、2003年、2005年のタイガース優勝シーンをメインに、それぞれのシーズンのいい場面を編集したもの。いろいろとストレスがたまっているんで、気持ちよくなろうとさっそく見てみる。
 ケチをつけるつもりはないけど、なんか食い足りませんねえ。むろん、創刊号を買わせておいてあとは次巻から1790円となる全50巻を買わせるための撒き餌みたいなもんやとはわかってはいるけれど、それなら編集のしようがあるやろうと思う。
 一番の問題点は、映像のソースを毎日放送に提供してもろうているという点です。2003年と2005年の映像はカメラを多数使用して撮影したもので映像もきれいなんやけれど、1985年があかん。全部スポーツニュース用のバックネットの上の固定カメラから撮った映像やもんな。この時期は毎日放送はまだタイガースの試合の中継には力を入れてなんだ。一貫してタイガースの試合を中継してきたのはサンテレビであり、朝日放送や。あのバース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発も、朝日放送から提供されたものなら、スコアボードのカメラやベンチ横のカメラから多角的に撮影したものが残っていて、過去何度もビデオ化されている。それと比べると明らかに見劣りがする。しかも同じ映像ばかり繰り返して見せるから、保存された映像が極端に少ないんやないかと思うてしまい、今後のDVDにあまり期待でけんような感じがする。
 しかも全50巻のラインナップは示されてへんし、予告されているものも最近の選手が中心で、古いところで江夏豊、田淵幸一くらい。例えば1940年代のダイナマイト打線や、1962年、1964年の優勝、村山実、小山正明、田宮謙次郎あたりはどうなるんか。私は創立当時の景浦将、西村幸生、藤村富美男、若林忠志といった伝説の選手たちの秘蔵の映像なんてのが入っているのかと期待していたんやけれど、そういうものがなければ「これを買わなきゃファンとは言えない!!」なんて豪語するほどのシリーズとはとうてい思われん。
 だいたい毎日放送は戦後からずっと南海ホークスの中継を中心にしてきた放送局で、例えば関西テレビは阪急ブレーブス、よみうりテレビは読売ジャイアンツというような棲み分けをしてきたんですわ。朝日放送は阪神タイガースと近鉄バファローズ。そして朝日はサンテレビと提携しているから、1970年代以降ならばほぼ完璧なライブラリーがあるはず。
 講談社は外したな。もっとも、1985年以降のタイガースだけ知ってたらそれで満足というようなファンや、現役の選手にしか関心のないファンにはちょうどええかもしれんけれど。
 と、いいつつも、次巻にも手を伸ばしてしまうやろうな。ここらが病膏肓的タイガースファンの悲しいところですわ。

 3/15(日)は「たちよみの会」の例会です。多数のご参加お待ちしています。

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胸にしみ入るマーラーの音 [音楽]

 今日ほどマーラーの交響曲の調べが心にしみ入ってくる日はない。
 さまざまな葛藤が心を引き裂く、甘美な中にそういうきしんだ調べが混じり、その葛藤の裂け目に苦悩と快感が流れ込んでいく。
 バーンスタインの指揮した演奏やとその裂け目にいたいくらい苦悩がしみてくるし、カラヤンの指揮した演奏やとあまり裂け目がでけん。一見素っ気ないショルティ指揮コンセルトヘボウ管の演奏する交響曲第4番は、音が素のまま投げ出されてくるだけに、逆に心を揺さぶらないので、今日の心境にはちょうどよろしい。
 いろいろなタイプの演奏のCDを持っておくのは、役に立つのです。

 3/15(日)は「たちよみの会」の例会です。多数のご参加お待ちしています。

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