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カラヤン [音楽]

 2日間、ずっと家でゆっくりして足に負荷がかからないようにしていたんやけれど、やっぱりたっている時にちょっと踏ん張ろうとすると痛いなあ。半月板に傷がいっていたとしたら、1週間やそこらで治るわけないか。明日は仕事帰りにまた整形外科に寄って診てもらおう。
 というわけで、例によってテレビと午睡の1日。
 河出ムックの新刊、「カラヤン」を読む。私はカラヤンの大ファンやったわけでもないし、生の演奏に触れたということもないけれど、さりとて無視できる存在でもなかったので、没後25年という現在、評論家諸氏がどう評価を変えているかとか、そこらあたりが気になって読むことにしたのです。
 書いている人たちはみんなカラヤン先生ご存命の頃から評論活動をしてはる人たちばかり。で、カラヤン好きの人はやはりほめているし存命中からボロカスに書いていた人はやっぱりボロカス。ただ、時間がたつにつれてもっとその好悪の差が極端になっているような気がする。
 私は、没後だいぶたってからカラヤン再発見みたいな聴き方をしていて、こういう音楽のあり方もよしと思うようになっていただけに、この評価の変わらなさを逆に面白く感じた。できれば、若手の評論家で、過去の演奏としてカラヤンを冷静に評価できる人の文章を読んでみたかった。
 とにもかくにも「帝王カラヤン」は現在でも無視できない存在やねんなあということを感じさせてくれた一冊。ただ、やっぱりこの時期に出すんやから、何か新しい発見がほしかったという思いが残ったなあ。

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