ぶち壊れアウトロー

　今クールに始まった深夜アニメのイチ押しは「ＧＡＮＧＳＴＡ」 と 「うしおととら」かなあ、今のところ。まだ第一話も放送されてへんのもあるから決めつけたくはないけれど、この２本がお薦めなのは間違いない。
　「うしおととら」は原作の風味をよく残していて、動きやカット割りが昭和のセルアニメみたいで実によろしいな。作画にかなり力が入っている。
　「ＧＡＮＧＳＴＡ」は原作漫画を読んでへんのでその違いについてはわからんのやけれど、元傭兵の“便利屋”が刀をふりまわして依頼された奴らを容赦なくぶち殺していく迫力がたまらん。何よりも、アウトローたちのぶっ壊れ具合がよろしい。
　ぶっ壊れたアウトローたちが日常の裏で知力と技と体力の限りを尽くして暴れまわる話って、久しぶりやなあ。「ヨルムンガンド」以来やないかな。「ブラック・ラグーン」とか、この手のぶち壊れアウトロー、好きなんです。これはラノベ作家には申し訳ないけれど、生ぬるいゲーム的異世界でモンスターを倒しているのよりもずっとわくわくする。大人のための物語、なのですね。
　というわけで、今日もダメおやじのアニメ日記でありました。こうやって疲労感漂う現実からますます逃避するのでありました。野球もさ、サヨナラパスボール勝利って、全然気持ちよくない。解説の福本豊さん曰く「スカやね」。ほんま、福本さんは一言ですべてを表現してくれますわ。