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善いミリー、悪いアニー [読書全般]

 大相撲小言場所「平成三十年夏場所展望~栃ノ心、大関昇進なるか~」 を更新しました。

 今日は完全休養日。朝からテレビを友とし、昼前には書棚部屋のスペースを開けた場所にDVDや雑誌類を移したりする。作業の続きはまた明日。昼食後、午睡。5時間くらい爆睡。かなり疲労がたまっていたんやなあ。起きてから、録画したプロ野球中継を見る。NHKやったんで、サブチャンネルも使うて完全放送。そやから安心して熟睡できたのです。タイガースは4連敗。あ、また疲れが。
 試合終了後、読書。
 アリ・ランド/国弘喜美代・訳「善いミリー、悪いアニー」(ハヤカワミステリ文庫)読了。連続用事殺人犯の母の罪を告発した少女アニーは、ミリーと名を変えてカウンセラーの家に一時的に引き取られる。虐待を受けて育った少女の一人称で物語は進む。その心理描写などは、著者が青少年の精神看護に長らく従事していただけにリアリティ満点。また、預けられているカウンセラーの一家の内包する問題、一時的に転校していった学校でのいじめなど、日本でも通用する問題が真正面から描かれる。しかも法廷ミステリの趣向もきっちりと抑えられていて、次第に明らかになる事件の全容など、デビュー作とは思えない。
 ただ、やはり虐待やいじめなどかなりえげつない場面が多いので、そういうのがダメな人にはお薦めできません。それにしても私はなんでたて続けにこういうたぐいの海外ミステリーを読みたくなったかなあ。今の職場での役職とか、そういうものがひき寄せたんやろうか。ようわからんけれど、「わたしはヘレン」とともにいろいろと考えさせられることが多かった。

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