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HAL9000の死 [追悼]

 映画「2001年宇宙の旅」でHAL9000の声をしていた方が亡くなったり、アメコミ作家のスタン・リーさんが亡くなったり。いやあ、スタン・リーさんはともかく、HAL9000の声優まで一般紙(うちの場合は朝日新聞)に訃報が掲載されるようになるとは思わなんだなあ。スタン・リーさんに関しては、日本でアニメ化された新作を2本ほど見ただけで「スパイダーマン」もちゃんと見てへんから私には語る言葉もないけれど、米国のコミックと日本の漫画の感覚の違いというものを知ることができたなあといったところです。主人公はともかく敵役が類型的なんやなあ。敵役に魅力がないと。もっともそれはスタン・リーさんだけの問題なのかも。そこらあたりはようわからん。知ったかぶりをしても何にもならんしね。
 今日も朝から鼻の調子が悪い。体もだるい。でも休まれん。仕事部屋はストーブを時々つけて温めたりする。授業を続けてやっていると、汗をかく。汗をかいている時は鼻づまりはほとんどなし。夕方、気温が下がってくると鼻にくる。私の鼻は寒暖計か。とりあえずマフラーを首に巻いて通勤している。首筋から風が入ってこないだけでかなり違うね。
 帰宅して録画した相撲を見る。高安や貴景勝らが3連勝。稀勢の里は北勝富士をつかまえきれずに3連敗。初日の土俵入りの段階では落ち着いた表情で「今場所はいけるんと違うか」と思うたんやけれどなあ。進退きわまるというところまではいってへんにしても、危機的な状況になってきたぞ。解説の北の富士さんも、稀勢の里の敗戦についてはいつもの歯切れのよさがどこかにいってなんか煮え切らん感じになっていた。おそらく引退はせんといてほしいという気持ちと後は引退しかないという気持ちが交錯しているんやないかとみたが、如何。
 林譲治「星系出雲の兵站 2」(ハヤカワ文庫JA)読み始めたところで相撲雑誌や週刊誌が発売されたので、かなり後回しになってしまいました。こういう新刊は買うてすぐ読んで感想を書きたいところなんやけれどね。物語は異星人との戦いで初戦に勝っておごった司令官が相手を侮り、自分の功をあげることしか考えず大敗してしまう、という流れ。第二次世界大戦のシミュレーション戦記でならした腕をSFに生かしているという感じやね。相手の兵力を軽んじて兵を投入し、降下兵たちが大敗すると司令官がとっとと戦場から逃げる、なんてのは大戦末期の日本軍の将校を連想させる。最近立て続けに特攻についての本を読んだことはこの日記に書いたけれど、そのおかげでイメージしやすかった。特攻隊こそ出てこんけれど、重なる部分が多いのです。次の巻からはタイトル通り兵站部門の責任者が全面に出てくるんやろうなあ。まだ全貌を現してへん異星人の正体などは最終巻で明らかになるのかな。ますます楽しみになってきた。

 11月18日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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