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架空戦記的宇宙戦争 [SF]

 明け方目が覚めると口で呼吸している。こらいかんと思い、必死こいて鼻で息をする。熟睡するための装置なのに、目を覚まして呼吸を意識して。まあ、心臓や脳に負担をかけんように呼吸をしているわけやから、目的は達成しているというたらそうなんやけれど。なんか違うような気がするぞ。鼻炎薬はあまり効果がなかったみたいですね。
 今日も事務作業に追われる。呼吸することに必死で熟睡してへんから、午後から睡魔に襲われる。困ったことです。まあそれだけ体が機械に慣れて、対抗策を講じているということなんかなあ。うーむ。
 林譲治「星系出雲の兵站 3」(ハヤカワ文庫JA)読了。全くこちらの常識が通用しない異星人との戦争もいよいよ佳境に。さらには出雲星系と壱岐星系の政治的駆け引きに民間企業もからんで、経済小説という色彩も濃くなってきている。前巻までは世界観の説明や技術面の説明の書きこみが多くてしんどかったけれど、本書ではもうその必要がなくなってきて、ストーリーを楽しむことができた。前にも書いたけれど、林さんの温泉源の湯のようにわき出てくる豊富なアイデアを惜しみなくつぎこみ、さらには架空戦記でおなじみの戦争観をストーリーに組みこんでいるから、やはり読み応えがある。つまり架空戦記の手法を使うた宇宙戦記というわけ。ただ、林さんの架空戦記を一度も読んだことのない人にはきつい部分もあるかもね。予定では次巻で完結のはず。着地点をどこに置くのか、それが楽しみですね。

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