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黒のエチュード [テレビ全般]

 今朝は腰の痛みはかなり薄らいでいたので、コルセットはつけずに出勤。雨が降ったりやんだり、事務作業が予定通り進まなかったり、授業がつまっていたりで追い立てられるような一日。今年新しく来た管理職には言いたいことはいっぱいあるけれど、ここには書かへん。相手に寄って態度や言うことをころころと変えるのはやめていただきたい、とだけ書いておく。おかげで貴重な時間を浪費したのよ、私。会議が始まった時には心身ともに疲労困憊で、ちょっとしたミスもあり、これ以上仕事をしたら絶対もっとぼろぼろとミスが出るに違いないので、定時に退出。腰は痛くはないけれど、重かった。
 夕食後は妻と先週録画した「刑事コロンボ 黒のエチュード」を見る。第二シーズンの一番手。ただし、吹き替えは小池朝雄最後のコロンボとなった改訂版。「パイルD-3の壁」の吹き替えが古いものやっただけに、声の張りが違うのと、コロンボスタイルが定着していて翻訳も飯嶋訳から額田訳に変わっていたので、ずいぶん印象が変わった。吹き替えというのは大事やねんなあ、やっぱり。
 犯人はハリウッド・ボウルの交響楽団の指揮者。この作品を最初に見た時はクラシックの世界の序列とかそういうのにはあまり詳しくなかったので気がつかなんだけれど、ようは二流オケに、理事長の娘婿ということでしがみついている指揮者がピアニストと浮気をし、離婚の危機に瀕して浮気相手を殺してしまうという話なのですね。夫の浮気に感づいていて、それでも別れたくない妻の存在の大きさに、あのころは気づいてなんだ。犯人の凡ミスをコロンボがコンサート中継の再放送を見て気がつき、これが決め手になる。最後は妻の証言が決め手となるけれど、それは夫の下ごころ見え見えの嘘に愛想を尽かしたということなんやろう。この話はコロンボの勝利というよりは、芸術家としても一人の男性としても二流の人物がしがみついていた命綱を断ち切られるという話やったのですねえ。犯人のクズぶりが、妻の耳元でささやくセリフにこめられていた。
 もっとも、殺されたピアニスト役の女優さんはピアノを弾くふりがあまりお上手やなかったし、指揮者役の俳優さんもそれらしい格好をしているだけやったのはちょっと興ざめやったかな。

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