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よみがえる天才 伊藤若冲 [読書全般]

 愛すれどTigers「大山連日の四番弾」を更新しました。

 4連休明けの月曜日、しかも先週の水曜日は定期考査最終日。そんな日にこっちが必死こいて授業しても、生徒たちはなかなか乗ってくれません。しかも同じ内容の授業を3時間連続ですからね。
 で、昼食をとる間もなく明日の身体計測のセッティング。ひととおり終わってコンビニの寿司をつまんだのは2時をまわってましたものね。ちなみに今の私のお気に入りはセブンイレブンの「サーモンのお寿司」と「〆鯖のお寿司」。押し寿司というところがよいのです。これに毎日おにぎりを組み合わせる。今のお気に入りは「オムすび」。チキンライスをまるく固め、卵焼きを乗せ、間にケチャップで味付けをしてある。ネーミングも秀逸。それと野菜ジュース。新型コロナウィルス禍が始まったころから、少しでも栄養バランスをよくして抵抗力をつけねばと、毎日飲み始めたのです。
 今日も採点は進まず、保健室の留守番をしたりしていたら退出が遅くなった。帰宅してだらだらと録画した相撲を見て過ごす。
 それでも4連休の間に読みためていた雑誌を読んでしもうたので、久しぶりに往復の車中で読書に専心。それなりに疲労回復はできたようです。
 辻惟雄「よみがえる天才1 伊藤若冲」(ちくまプリマー新書)読了。若冲の絵は好きというほどではないにしても、その細密なタッチと大胆な構図には惹かれるものを感じていた。沢田瞳子「若冲」(文春文庫)はとてもおもしろかったけれど、そこは小説の面白さで、ほんまは若冲がどういう人やったかがわからん。というわけで、中高生向けと称してかなり専門的な内容であるちくまプリマー新書を手に取った次第。著者はまだ若冲が再評価される前から若冲の研究をしていた第一人者。その画風のルーツ、特徴、生涯など、実に興味深く、かつ濃い内容で読ませる。図版もほとんどがカラー。新書版という制約はあるけれど、図版の充実ぶりも見どころの一つ。また、数学者や医者の立場からとらえられた若冲の分析も紹介してあり、バランスを取っている。
 ほんま、作品もインパクトあるし、若い頃のものから晩年のものまで見くらべられるのもようわかってよろしい。伊藤若冲入門書としてはベストなんやないやろうか。なによりも著者の熱気が伝わってくる。

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