洋酒の値崩れ

　今朝は睡眠妨害もなくアラームが鳴るまで快眠。ただし、高い気温に体が慣れなかったりしているのか、１日中体が重い。不思議なことに教壇に立ったらそれほどでもなくなるんやなあ。芸人さんがお客の前に出たらしゃんとするのに通じるものがあるんやろうか。
　ずっと以前にも書いたけれど、夢路いとし師が新野新さんの出版記念パーティーの席で座っている時はよぼよぼのお年寄りという感じやったのが、喜味こいし師とともに壇上に上がって祝辞を述べる時にはあの「いとこい」になり別人のようにしゃんとしていたのをこの目で見てますからね。
　というわけでよたよたと帰宅。サンテレビ、ＡＢＣ、サンテレビのリレーナイターを追っかけ再生で見る。１点差で逃げ切り、連敗はせず。ほら、こういう完全中継に慣らされてしもうてるから途中で切れる中継に不平をつい言うてしまうのですよ。
　試合終了後、横になってだらだらしていたら、妻が近所のスーパーのチラシを見て何やら驚いている。聞くと、ジョニーウォーカーやホワイトホースなどの洋酒が梅酒や焼酎並みの値段で売られているという。もっとも体積は焼酎などの方が大きいのですが。とはいえそんな値段でそんな洋酒が近所のスーパーで売られているというのはやっぱり普通やない。
　私見ではあるけれど、これはやはり緊急事態宣言の余波なんやろうね。飲食店は８時に閉店しろの酒類の提供はするなやのということになった結果、スナックやバーで提供されていた洋酒が大幅に値崩れして、スーパーにまでまわってきたということなんやないかな。
　そのうちカミュＸＯなんてものまでがスーパーで投げ売りされる日が来る……ことはないと思うけれど。
　そういう洋酒はバーの止まり木でマスターやなじみの客との会話を楽しみながらのどを湿らせるように飲むのがうまいのであって、自宅でテレビ見ながら飲んだりするもんやないと思うが、夜間の酒場での飲酒が許されんようになったのでこんなことになってるわけなんやろうと愚行する次第。ほんま、新型コロナウィルスというやつは、世の中のあらゆる価値観を塗り替えていきよるなあ。