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奈良の大仏か京の大仏か [教育]

 奈良市教育委員会が発行している「奈良大好き世界遺産学習」という小冊子を社会科の準備室で見つけたので、ぱらぱらとめくってみる。
 奈良について小学生向けにわかりやすく書かれたもので、よく考えて作ってあるなあと思いつつ読み進めていたら、東大寺の大仏のところで引っかかった。
 戦国時代に松永久秀の夜襲によって大仏殿が炎上したあと、江戸時代中期まで大仏は野ざらしやったという内容。そこのところで囲み記事のようにこんなことが書いてある。以下引用。
「“ならのならのだいぶつさんは てんぴにやけて…”
 このわらべうたを一度は耳にしたことがあるでしょう。遊んだことがある人も多いはずです。
 歌詞の中にある“てんぴ”は、“天日”つまり、太陽です。このわらべうたは、この頃に歌われるようになったのかもしれませんね」
 うーむ、私の知っているわらべうたは、「京の京の大仏っつあんは、天火で焼けてな、三十三間堂は、焼け残った。あらどんどんどんこらどんどんどん」というもので、ここでさしている大仏は太閤さんがこしらえさせた方広寺の木製の大仏のことやないかなあ。奈良の大仏さんが焼けたあとの歌詞が紹介されてへんのも気になる。
 教育委員会が作っている冊子やから、もしかしたら奈良に「京の大仏っあん」のわらべうたが変形して伝わったのを紹介してるのかもしれんし。
 時間があれば奈良市教育委員会に一度問い合わせてみることにしよう。ただ、奈良在住の方で自分が知っているのは「ならのならのだいぶつさんはてんぴにやけて…」という歌詞やぞという方がいてはったら、なにとぞご教示願いたいものです。
 奈良の大仏の歌が先か、京の大仏の歌が先か……。気になるのであります。

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