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中村勝広の死 [追悼]

 今日は外出したいと思うていたんやけれど、朝からだるく外出は見送り。持ち帰り仕事の仕上げをする。午睡してから午後からは野球中継を見る。試合の途中に、阪神タイガースゼネラルマネジャーの中村勝広さんの訃報 に接する。テレビ解説の金本知憲さんも「昨日会って話をしたばかりなのに……」としんみり。死因は心不全。享年66。
 私がタイガースのファンになった頃、若手で頭角をあらわした。一番セカンドが定位置。初めて甲子園に行ってみた試合で4者連続ホームランの先頭として一発を放ったのは今も鮮明に記憶している。早稲田大学野球部のキャプテンで、スマートなプレーぶりが格好良かった。次第に渋い選手になっていったけれど、俊足好打好守と三拍子そろったええ選手やった。将来の監督ということで早く引退し、二軍監督や一軍コーチを歴任して、監督に就任。1992年のシーズンではスワローズと激しい優勝争いをして、惜しくも2位に。ただ、翌年からまた定位置の最下位争いということになり、結局藤田平監督と交代。現役時代二遊間を守った名コンビの相方に監督の座を譲ったんやなあ。皮肉なもんです。
 その後はなぜかオリックスのフロントに入り、毎年のように監督交代を繰り返し、ついには仰木監督の後を受けて現場復帰。1年で退任したあとは解説をしていたけれど、なぜかタイガースのゼネラルマネジャーに。コンラッドなど補強の失敗や一貫しないドラフトの方針など責任を問う声は大きかったけれど、どこまで権限を与えられていたのかなあ。最後のヒットが掛布雅之さんを若手の育成役に指名して再びグランドに立たせてくれたこと。これで掛布さんが一気に若返った。
 監督、GMとしては苦労が絶えなんだけれど、若々しくはつらつとしていた1970年代のプレーは私ら子どものファンを魅了した。そのことだけはちゃんと書いておきたい。
 謹んで哀悼の意を表します。

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