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大相撲の不思議 [読書全般]

 本日の授業を持ちまして、今年度の私の持ち時間は終了。次に教壇に立つのは4月のはじめ。2ヶ月のブランクが空くことになる。もっともその間に一切仕事がないわけやなく、試験監督、入試業務、新入生受け入れ準備など考えようによっては授業よりよほどしんどい状況が続くのでありますが。
 放課後、一瞬脱力状態となるも、成績業務など今日中にやっとかんなん仕事を片付け、定時に退散。こういう時に帰りの車中で林譲治さんの小説を読もうとするとよけいに頭を使わんならん。しかし読みかけたら続けて読まんと構成が緻密なのでブランクは作りたくないんですよね。
 帰宅後、へたる。夕食後は少しうつうつ。妻も体調がすぐれない。夫婦してしんどいだるいを連発。こういう日は早く寝ましょう。
 内館牧子「大相撲の不思議」(潮新書)読了。横綱審議委員もつとめた著者は、横審退任後東北大の大学院で相撲史を本格的に研究し、東北大の相撲部監督までつとめている。そんじょそこらの「スー女」とはわけが違うのであります。そういう著者が書いたものやから、大相撲という「異界」について非常に深く読み解いている。しかもこれがとても読みやすくわかりやすい。相撲界という一筋縄ではいかないけったいな世界についてここまで明快に解説してくれるのはありがたい。少しでも相撲に興味のある方は一読をお薦めする。私も相撲に関する本はいろいろと読み、雑誌の特集記事なども読んできたけれど、こんなふうにまとめることなんてとてもやないけれどできませんわ。いやあ、天皇賜杯に刻まれている日付が「大正16年4月29日」やったなんて初めて知った。なんで「大正16年」なのか、それも論拠を示して推察してはります。いやあ、相撲の世界、知れば知るほど奥が深いわ。

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