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白銀の墟 弦の月四 [読書全般]

 今日は一日ずっと眠かった。なんとかひとコマだけの授業時だけはテンションをあげて乗り切ったけれど、授業が終わったらまた睡魔との闘い。放課後、やっと目が覚めてきて積み残した仕事を少しばかりこなしたけれど、ここまで眠いのは最近にはなかった。鼻の調子が悪く、鼻ポンプの送りこむ空気がきつくて夜中に何度か目覚めてしまい、熟睡でけなんだのかな。気温が高めで冬仕様になりつつある体のホメオスタシスなるものの調子が悪かったのかな。
 帰宅後は録画した相撲中継を見る。1敗の白鵬を追うのが2敗の朝乃山と輝。こういう時の白鵬というのは横綱の責任を果たそうとするから負けへんのやなあ。今日も琴勇輝の横面をひっぱたいて勝っておった。それよりも今日の好取組は貴景勝と北勝富士の一番やった。往年の富士桜と麒麟児を思わせる激しい突き押しの応酬で、最後は貴景勝が判断よく突き落したけれど、すさまじい相撲やった。こういう一番が見られたらその日はもうそれでよろしいな。
 小野不由美「白銀の墟(おか) 弦(くろ)の月 四 十二国記」(新潮文庫)読了。戴国の変事もついに解決。驍宗が自力で鉱山の縦穴から脱出するけれど、偽王阿選にとらわれ公開処刑に処せられることになる。はたして李斎たちは驍宗を救い出すことができるのか。その時泰麒が取った行動は……という展開。ここまで3冊を費やして引っ張ってきたのに、驍宗が現れると一気に物語が進む。いや、最終巻なんやから進んでもらわんと困るんやけれど、一巻と二巻のじれったさはなんなんやったんやというくらいあっけなく解決していく。予想されたこととはいえ、バランスはよくないねえ。もっとも、三巻まで引っ張ってきた分、一気に片付くカタルシスを味わって、ということなのか。驍宗の動きをもう少し最初の方からちびちびと描いておいてくれたらええのに、なんか最終巻だけ違う物語を読まされているような感じがした。本当なら、ラスト以降のところももっと読みたいんやけれど、それはもうどうでもええのかな。やっぱりバランス悪いです。ともかく戴国のエピソードには一応けりがついたんで、他の国のエピソードは昔のように1年で1~2冊くらいのペースで書いていただきたいものです。まさかもう18年待たんとあかんとか、そういうことにはならんと思うけれど。

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