SSブログ

糸を出すすごい虫たち [読書全般]

 今日で3年生の今年度の授業が終了。最後のクラスのスピーチは非常に盛り上がり、ええ感じで終わることがでけた。終了後、早目の昼食をとり、昼ごろ退出。
 今日は弁天町まで行き、市岡高校で人権教育研の研修。こちらも今年度最終。ほんまは午前に全体会があったんんやけれど、そちらは授業の関係で欠席。午後の分科会だけ参加する。もと文部科学省の前川喜平さんによる講演。教育行政の経験から、取りこぼしのない教育について、どのような制度整備が必要かを解説しはった。特に力を入れている夜間中学について多く時間をさき、民族学校の重要性についても言及。幅広い視点で教育の場について語ったはった。現政権への批判も的確で、いろいろと考えさせられる講演やった。
 地下鉄で帰る。帰宅後、録画した相撲中継を見る。照ノ富士が十両優勝。日に日にもとのきかん気の強そうな表情がもどってきた。幕内は正代と徳勝龍が今日も勝って1敗で並走。2敗で貴景勝がぴったりくっついている。明日は正代と徳勝龍の直接対戦が組まれている。さて、最後に笑うのは誰か。楽しみやなあ。
 大崎茂芳「糸を出すすごい虫たち」(ちくまプリマー新書)読了。著者はクモの研究の第一人者。クモの糸も、絹糸も、組成は共通していて、タンパク質が主な成分となっている。しかし蚕と違い、クモの糸を大量に採取するのは手がかかり過ぎてしまう。そこで著者たちの研究室は人工的にクモの糸に近い構造の「糸」を生産できないかと研究を進めているそうだ。昆虫の生態についてはまだまだ謎が多く、まさにその「糸口」になるような話題を限られたスペースでたっぷりと紹介している。アイデアをふくらませることのできる内容と、著者自身の研究時のエピソードなどの興味深さで引きこまれてしもうた。やっぱりプリマー新書、歯ごたえがあるね。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。