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大フィル、尾高の「田園」 [音楽]

 今日は大晦日。早朝に録画したMBS「らくごのお時間sp」を見る。米朝落語について語る番組やったけれど、今年の正月に放送されたものの再編集で、がっかり。朝食後はひたすらNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の録画を1ヶ月分まとめて見、年内に放送されたものはすべて見てしもうた。クライマックスの本能寺の変は異例の年越しなのですね。
 昼食後はネットが普通に繋がっていたので、ホームページの新サーバ移行の作業をひたすら行い、無事完了。新年からは私のサイトのアドレスが変わります。それはまた下に書きます。
 午睡のあと、夕刻起きて、BS11で放送されているアニメ「八十亀ちゃんかんさつ日記」というのを見る。よくある名古屋自虐ネタなんやけれど、なかなかおもしろかった。新作が来年放送されると言うので、楽しみにしていよう。
 夕食に妻とそばを食べ、NHKEテレを見る。例年やとベートーヴェンの「第九」だけなんやけれど、今年はベートーヴェン・イヤーということで、日本全国各地のオケが演奏した交響曲を第一番から順に一楽章だけ放送してつないでいくという趣向。で、山形交響楽団が「運命」の終楽章を演奏したあとに、われらが大阪フィルハーモニー交響楽団が登場。指揮は長老尾高忠明さん。演奏するのは第六番「田園」の第一楽章。尾高さんがタクトをおろした直後、「美しい!」とその音色に聞き入った。大フィルの弦は朝比奈先生の時代から定評があったけれど、こんなにまろやかで澄んだ音が出せるんや。そして、尾高さんの指揮は曲の晴朗さを際立たせ、リズミカルかつ流れるような演奏で、無観客の大阪NHKホールに響き渡る。ああ、これは生で聴きたい! これまでCDを含めて何百回と聴いてきた曲やけれど、一番よい。ワルター指揮コロンビア響、ベーム指揮ウィーンフィル、クリュイタンス指揮ベルリンフィルなど名演奏は多々あれど、この大フィルの演奏ほど心揺さぶれるものはなかった。妻など涙ぐんでいたくらい。
 このあと、J・ウィリアムス自らウィーンフィルを振った「スターウォーズ」(これも名演!)などを聴き、今、この日記はパブロ・エラス=カサド指揮のNHK交響楽団の「第九」を聴きながら書いているんやけれど、高速演奏でこくがなく、特に第三楽章など曲のいいところを殺しているとしか言いようがない。こんな「第九」を全曲聴かせず、大フィルの「田園」を全曲聴かせてほしかったぞ。
 というわけで、このあと例によってテレビ東京の「ジルヴェスター・コンサート」を聴きながら年越しの予定。
 コロナコロナで大変な一年やったけれど、来年がええ年になるように。みなさんもお体を大切に、よいお年をお迎えください。

 ホームページ「喜多哲士のぼやいたるねん」は下記のアドレスに移行します。なお、ブログのアドレスは今のまま変わりません。
http://boyaitarunen.html.xdomain.jp/index.html
 では、来年もご愛読をよろしくお願いします。

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