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父のいない正月 [日常生活]

 夜明け前に目覚め、MBS「らくごのお時間」を見る。4人の若手噺家が手見せをして、桂南光師が一番有望な若手を決めるという趣向。昨日は米朝師の偉大さを振り返り、今日は次代を担う若手に光をあてるという、これはこれで落語ファンとしては楽しい構成ですね。
 外が明るくなってきたので、ベランダに出て東の山並の向こうからあけてくる曙光に手を合わせ、いろいろお願いをする。何をお願いしたかは秘密。新型コロナウィルス退散を最初に願ったのは言うまでもないけれど。
 この新年は喪中なので特に祝い事はせず。普通に朝食をとり、少しばかりパソコンで遊ぶ。昼前に妻の作ってくれたお雑煮で昼食をとり、出かける。日帰り帰省でありますが、喪中でもあり、新型コロナウィルス感染拡大中でもあるので、妻には留守番を頼み、私だけが帰省。母への感染リスクが高くなるのを防ぐためでもある。
 例年ならば重箱を開き、亡父とともに御酒をいただたものであるけれど、今年は母を囲んでテレビを見るというお正月。もっとも帰省した目的はそれだけでなく、一周忌はどう執り行うか、父に来た年賀状の返信はどうするか、相続についてどうやって司法書士を探すかなど実務的な相談をする必要があってのこと。それらの相談も滞りなくすみ、今後の母のケアについて、妹たちから報告を受けて、例年より早めの帰宅。
 夕食は駅前の「なか卯」でカツ丼。元日なんで、ほとんど店が開いてへんのです。
 阪急の特急は往復とも座れた。がらすきとはいかんけれど、初詣の客らしい人はほとんどなし。みんな自粛したり分散で初詣をしたりしているんやろうなあ。
 帰宅後はゆっくり過ごす。たいしたことはしてへんのやけど、外に出るだけで疲れる。
 父のいなくなった正月は、酔った父と口論したりすることもない心穏やかなものではあったけれど、あらためて父はもう墓の下に行ってしもうたんやなあと実感させるものでありました。

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