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試験問題のさじ加減 [教育]

 今日は出勤日。お山の学校の定期考査最終日。試験監督が一コマ。あとは採点業務。目標のクラス平均に無事達していてほっとする。というのも、現代社会は担当者がそれぞれ独自の教材で進め、試験問題も各々で別なものをこしらえるんやけれど、担当者別に不公平になってはいかんので、受け持ちクラスの考査や評価の平均点は一定の幅の間にそろえることになっているのです。あまりにも難し過ぎる問題を作ってもいかんし、そやからというて簡単過ぎる問題も困る。ここらあたりのさじ加減は何度か試験をして、生徒の実力がどの辺にあるかを見極め、配点もどの問題に多くの得点を与え、どの問題に少なめの得点を与えるかを決めんとあかん。おそらくたいていの生徒が正解しそうな問題については少し高めの配点にし、あまり正答率が高くなさそうな問題については低めに設定しておく。こうすると、極端に得点の低い生徒も出んかわりに、よほどのことがない限り満点も出ない、という塩梅になる。
 前任校で養護学校から高校に転勤してはや21年。その前の中学校や定時制高校の常勤講師時代も含めると25年間試験問題を作り続けてきたわけで、その蓄積でさじ加減がわかるようになってきた。こんな問題、満点ばかり取られるんやないかと思うていたら、無残なまでに平均点が低かった、なんてこともあった。ちょっと難しくしてみたつもりやったのに、みんな高得点……というのはなかったな。
 なにぶん高偏差値の進学校には勤務したことがないんで、来年度の再任用でそういうところに配属されたとしたら、これまでつちかってきたノウハウをもとに、新たなさじ加減を模索していかんならん。でも、あまりお勉強が好きやない生徒の多い学校よりも、多少なりとも熱意を持って学んでくれる生徒が多い方が楽に決まっている。さて、4ヶ月後、私はどこでどうしているのやら。
 定時に退出し、帰宅後は主に寝床でどぶさっておりました。帰路、少しばかり小雨にあい、体力の消耗が激しかった。明日は定休日返上で出勤やし、なんとか体力は温存しておかねばね。

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