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犬塚弘の死 [追悼]

 今日は定休日。朝早く目覚め、まずはスポーツ紙で昨日のドラフト会議の詳細をじっくりと読みこむ。こういうときは紙の新聞がありがたい。パソコンやスマホやと、全球団の指名結果を一望にでけん。いろいろなチームの指名選手を見比べてなんでタイガースはこの選手を指名でけなんだんやろうとか、なんでこのチームはこの選手を指名したんやろうなんてぱっとわからんからね。画面構成上、どうしても限度がある。
 その後はひたすらテレビに向かい、今週録画したアニメでまだ見てなんだのと昨日の深夜録画したのをほとんど見てしまう。
 昼食後、午睡。夕刻起きてから、スマホで社説のダウンロードやら、ものかき関係の作業をする。日本シリーズと並行して作業することになるから、なるべく早めに作業は終えてしまいたい。
 夕食後もものかき関係の作業の続き。少しうとうと。昨日風邪薬を服用したため、くしゃみ鼻水鼻づまりはなんとかおさまった。
 クレイジーキャッツのベーシストで俳優の犬塚弘さんの訃報に接する。享年94。死因は非公表。
 いつかはこの日が来るとは思うていたけど、さすがに寂しいね。クレイジーキャッツは解散宣言みたいなことはしてへんから、一人でも御存命であればこの希代のコミックバンドはまだなくなってへんと思うていた。つまり、御存命やった最後のメンバーの逝去によって、ほんまにクレイジーは解散したということになるんやなあ。
 私がドリフターズよりクレイジーが好きなことはこの日記で何度か書いているので繰り返さん。あの「8時だョ! 全員集合」が諸般の事情で半年休止していた間、先輩格のクレイジーがリリーフ役として「8時だョ! 出発進行」という番組を担当した時に、このままずっと続けてほしいと思うたのが小学生の時。中学時代にNHKの「ビッグショー」でクレイジーが久々に集まって集大成みたいなショーを見せてくれて、そのスマートで音楽性の高いコントに魅了された。「テレビ探偵団」みたいに昔の番組を振り返る番組では「シャボン玉ホリデー」エンディングで犬塚さんのベースのソロをバックにハナ肇さんとザ・ピーナッツが締めている場面が何度も流された。
 大人向けのテレビバラエティの笑いというものを「ゲバゲバ90分」やこうした番組で知っていったんやなあ。大学時代はクレイジーキャッツの復刻レコードをテープにダビングして、ポータブルカセットテーププレイヤーでしょっちゅう聞いていたし、CD時代になると大瀧詠一さんの編んだベスト盤を愛聴していた。
 実写映画「野球狂の詩」では犬塚さんが水原勇気の父親役で出演し、尻間スカウト役の谷啓さんと将棋を指しながら水原の東京メッツ入りの許可についてアドリブと思われる軽妙なやりとりで楽しませてくれたのを記憶している。そのひょうひょうとした演技はどの映画やドラマでも印象に残っている。
 これでクレイジーキャッツのメンバーはすべて鬼籍に入ったことになる。もしあの世があるんやったら、ぜひ7人揃うて亡者たちを楽しませてほしいものです。
 謹んで哀悼の意を表します。

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