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大日本帝国の銀河2 [SF]

 今日は日曜日。朝からアニメ「薬屋のひとりごと」や「最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました」など深夜に録画したものを見たりしてから「仮面ライダーガッチャード」や「ブンブンジャー」などを見る。こういうものを見ると気分は日曜、なんやけれど、昼前に出発。坂道の学校までの道のりはますます遠く感じる。途中、乗り換え駅前でラーメン屋に寄って昼食をとり、それからバスに乗って出勤。
 なにしろ気分は日曜になっているんで、なかなかスイッチが入らん。若い先生たちは昨日も部活の指導で出勤したりしていたみたい。元気やなあ。私にもそういう一晩寝たら疲れが取れた時期があったんやけどなあ。
 ぼやきつつも、仕事モードになんとか切り替えて集中して入試作業の最終過程に進む。
 担当の先生方の頑張りでなんとか作業は完了した模様。それを待って定時に退出。
 帰宅後、しばらく妻とおしゃべりしたりしてから録画した相撲中継を見る。十両で勝ちっ放しやった若隆景をなんと常に十両下位にいる千代栄が立ち合い一瞬の突き落としで勝つ。京都府出身ということで福知山からきていたと思われる応援団が狂喜乱舞してました。
 十両の相撲までを見てしもうてから、夕食時はやはり録画しておいたプロ野球オープン戦を見る。タイガースはドラゴンズにまたも敗れ、オープン戦最下位続行中。シーズンに入ったらもう少し打ってくれるやろう。
 野球中継が終了し、幕内の取組を見る。尊富士が土つかずで勝ち越し。1敗で大の里が追う。明日も仕事に行くので、また帰宅してから録画を見ることになるなあ。
 林譲治「大日本帝国の銀河2」(ハヤカワ文庫JA)読了。オリオン太郎たちオリオン集団は、地球外から来たことを誇示するように新兵器の威力を見せるけれど、その恐ろしさを理解できるのは天文学者の秋津とオリオン集団に軟禁された商社マンの猪狩だけ。軍人たちは日本という国を守ることだけしか考えられない。秋津はオリオン太郎との会話でどうしても同じ言葉を使いながら理解し合えないことに苦しんだ上に、今度は軍人たちに世界全体の脅威について理解してもらえないことに苦しむ。その間にもオリオン集団は次々と手を打ってくる。地球人たちに打つ手はあるのか……という展開に。本巻は上記のようなコミュニケーション不全を中心に物語が進む。もしかしたら林さんは作家になる前にこういうコミュニケーション不全の経験をしていたのかもしれんなあと読みながら思う。そして、まだデビューして間もない林さんと江坂で待ち合わせ、林さんがSFの話ができて嬉々としていたことを昨日のように思い出す。次々とデビューしていた(現在はほとんど残っていない)架空戦記作家たちとは話が全く合わなんだみたいやった。やっと泉のようにわき出てくる林さんのアイデアを受け止められる人間と出会えたということの林さんの喜びを私はダイレクトに感じていた。本書の天文学者秋津は学者の会合のためにレニングラードへ行く。やっと地球外の存在についてまともに話ができるという期待が秋津にはある。その期待は裏切られないのかどうか、次巻の展開が楽しみだ。

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