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鳥山明とTARAKOの死 [追悼]

 大相撲小言場所「令和六年春場所展望~新大関琴ノ若昇進、宮城野部屋の危機~」 を更新しました。

 昨日、今日と訃報が続く。昨日は漫画家の鳥山明さんがくも膜下出血で、今日は声優のTARAKOさんが。鳥山さんは68歳。TARAKOさんは63歳。平均寿命が延びている今、60代の訃報は早いと言うしかない。
 鳥山さんといえば、私には「Dr.スランプ」。その画力には驚かされた。キャラクター造形といい、ギャグ感覚といい、のびやかで楽しかった。おそらく「ドラゴンボール」もその路線で始めたはずやったのが、発表媒体が「週刊少年ジャンプ」やったせいか、アクション中心のものになり、人気が続いている間は連載をやめることができなかったのか、次から次へと強敵が現れて修行して強くなり、戦い続けるというパターンに陥ってしもうたのは残念。しかも「Dr.スランプ」のような丁寧でのびやかな線ではなくなり、途中から絵が明らかに荒れてしもうた。結局「ドラゴンクエスト」などのキャラクターデザインが仕事の中心となっていったのも漫画家としてはもったいなかった。それでも漫画家として一時代を築いたのは間違いない。
 TARAKOさんは、まだ「ちびまる子ちゃん」の声優になる前、私が初めてスタッフとしてかかわったSFイベント「ユニコン」でスタッフの一人がプッシュしてコンサートをしたことでその名を覚えた。まさかまる子役の声優として30年以上もお茶の間に親しまれるようになるとはその時は想像もしてなんだ。そやから私のイメージとしてはTARAKOさんは声優よりもミュージシャンの方が強かったりするのです。
 自分が歳をとったということもあるけれど、世代の近い人の訃報が少しずつ増えてきた。きついなあ、と思う。
 ご両名に謹んで哀悼の意を表します。

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