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権力 [時事ネタ]

 ことは「国旗、国歌」の問題やないのです。自分の思う通りにならないものが1人でもいてるのが気に入らず、権力を使うて言うことをきかせるということが問題なのです。たまたま「国旗、国歌」の問題があったというだけなのです。そして、今は「国旗、国歌」の問題だけのように見せてますけれど、こういうやり方が認められるとなったら、「国旗、国歌」の部分を「毎朝私の写真に最敬礼すること」に入れ替えることも可能になるということなのです。
「いくらなんでもそこまでは」。
 そう思うかもしれません。確かにそんな極端なことは命令しないかもしれません。そやけど、そういう命令を出すことも可能やというところが問題なのです。そういうことがでけんように、モンテスキューは「法の精神」で「三権分立」を民主的な制度として提唱したのです。
 そやけど信者の方は今回の条例も無条件に礼賛するのでしょうね。ただ、今回の条例のおかげで全国的に彼に対する警戒の声があがってきている(多くの地方紙の社説は一様に反対を表明しています。賛成しているのは「読売」と「産経」だけで、しかもそれは「国旗、国歌」の扱いという点についてのみの賛成でしかないということは留意しておく必要があるでしょう)というのは事実です。彼それを知ってか知らずか「反対しているのは朝日と毎日だけだ」と発言しているようですが、その発言により彼が日本経済新聞を読んでないことはわかりました。日経も反対してるんやけどねえ。
 彼は「国旗、国歌」を次の市長選の争点にすると明言したそうですが、大阪市民の多数が彼を支持するという自信があるのでしょう。いったいその自信の根拠がどこにあるのか、私にはまるで見えてこないのですけれど。
 ナチスドイツは、民主的なワイマール憲法下で政権をかちとり、そして大衆の熱狂的な支持のもと独裁化していった、そういう歴史があるということだけは忘れたくないものですね。

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あずま

橋下知事については、あの青山繁晴氏(関西テレビのニュースアンカーコメンテェーターで有名)も大阪都構想には賛成しつつも知事が大阪センチュリー響は不要と発言したことを例に挙げ手法が乱暴でファシズム的な要素があり、TV中継で知事本人に直接「これではあなた(知事)に味方してくれなくなる」と警告されました。それに対し知事は「こういう手法でないとなかなか注目して聞いてくれない」と反論されたのを思い出します。喜多さんら府職員が敏感になってくれることも彼の狙いの一つであると聞いています。職員がカッカすることは思う壺にはまっているのではないでしょうか。私個人的には京都府、京都市も二重行政問題についてもっと徹底的な議論が行われるべきと思います。
by あずま (2011-06-11 00:21) 

t-kita

かっっかしてませんよ、別に。
冷静に、彼の行動を追い続けているだけです。
頭にきているならわざと式で座ったりするかもしれません。そんなことをしたら思う壺なので、しません。選挙で彼や彼の子分たちに投票しないということしかできませんからね、実際。
かっかしているように感じられたとしたら、まだまだ筆力に問題あり、ですね。冷静に書いているということがわかるように書かねばなりませんね。
それと、今回の条例と二重行政とは全く関係ありませんね。

by t-kita (2011-06-11 00:38) 

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