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次の敵は労組 [時事ネタ]

 ちょっと午睡と思うたら、気がついたら4時間ほど。体を動かしてへんからわずかばかりの筋肉でもばりばりに張っている。土俵入りのまねごとを少しすると、ちょっとはましになる。
 新聞を読んでいたら、橋下新市長が市の労組の政治活動についてボロカスに言うている。組合は政治的な活動をするなということらしい。普段は公務員も民間並みにとか言うているのに、こういう時だけ公務員を特別扱いする矛盾。民間の労組でも政治活動はするやろう。
 だいたい労組は圧力団体の一つで、その活動には政治に働きかけて自分たちの要求を通すというのも含まれている。労組が政治活動をしたらあかんということは、農協も、経営者団体もしたらあかんという理屈になるように思う。労組の政治活動に対してボロカスに叩くなら、市長の背後についている関西経済同友会に対しても「政治に口出しするな」と言うべきやろう。
 よう言わんわな。それを言うたら堺屋太一の顔をつぶすことになるからな。
 公務員全体を敵にまわしたらなにもでけんということで、こんどは見えやすい敵として労組をターゲットにしているとしか思われん。これに対してなにも批判せんと市長談話だけ垂れ流す新聞記者のへたれぶりも相変わらず。
 平松前市長の言う「催眠術」はまだまだとけそうにないなあ。
 ちなみに私は非組でありますが、組合の活動を権力者が制限することには断固反対であります。

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コメント 10

伊藤正一

本人が本気で信じているのか、それとも意図的なのかしらんけど、市長さんは労組叩きを民意であると居直り、それを一部タレントとマスコミが煽るという構図。これがなんとも悩ましいんですよねぇ。ホンマええかげんにして欲しいんですけど。
by 伊藤正一 (2011-12-30 15:22) 

あっと

選挙関連をメインに政治的な活動を、市民の税金で建てた市庁舎内ではするな。そんなに政治活動したいんなら市庁舎外の民間建物や組合ビルやそんな場所でやって欲しい。
待遇改善や悩み相談や、その他組合員家族へのアドバイスなんかをやるのは市庁舎内の組合専用部屋でどんどんやればいい・・・・
と橋下市長は言ってたような・・・誤解か?
by あっと (2011-12-30 19:18) 

伊藤正一

政治を抜きにした組合活動って、ありうるのでしょうか?第一、団体としての要求を具体化していくためには、政治活動は不可欠でしょう。
by 伊藤正一 (2011-12-30 20:18) 

t-kita

組合用の部屋を市庁から廃止するということは、待遇改善などの活動もできないということになります。
給与などの「民間並み」を要求するならば、組合活動も「民間並み」を認めるべきなのに、その部分だけは「市民の税金」をだしにして制限するという、ご都合主義的な理屈がおかしいと、私は言いたいのです。
組合の政治活動を制限するならば、経営者団体の政治活動にも注文をつけてほしいと思うのです。
ちなみに、新市長が財界に対して「バカ」とか「クソ」と罵倒したことがあるでしょうか。彼のターゲットに財界はないのです。そこを指摘しないマスメディアはその機能を自ら放棄しているとといえませんか。
by t-kita (2011-12-31 00:09) 

伊藤正一

まあ、”民間は組合活動のヒマもないほど、働いているんやから、オマエらもっと働け”ってことなんでしょうね。そこにあるのはなんでも民間並みにすればいいという単純な発想。それは当たっているように見えるけれど、その民間でなにが起こっているかというと、リストラ、失業、雇い止めなどなわけです。そのうえ、職があっても働けば働くほど苦しくなるばかり。公務員をそこまで引き下げて、景気がホントによくなるのかしらん?と素朴な疑問を持ってしまうのですが。役所の仕事が民間に回ってくるにしても、雇われるのはほとんど短期の派遣でしょう。
by 伊藤正一 (2011-12-31 08:06) 

t-kita

民間でも儲けてる人は儲けているわけで、市長は「民間並み」という言葉を自分の都合のいいようにしか使うてませんからね。
市長は「民間」の厳密な定義を一切していません。その水準となる数字も明確にしていません。
「市民を顧客と考え、サービスに徹せよ」とかいうならまだわかるのですが、そういう視点で使用した例は記憶にありません。

by t-kita (2011-12-31 23:27) 

あっと

まあ、難しい問題も含んでいますね。
あと、民間企業の組合施設は税金投下されていないが、府庁・市役所は税金で建てられているから、政治的な色が無い税金が大本の施設で、政治活動するには無理があるだろう・・・的に捉えてもいいんでは? まあ、色々あってなあなあで割引家賃で同居していたんでしょうね。
バブルはじけて20年、若い人の中間層以下のレベルが将来悲惨だと当人たち大人たち老人たちが気付いてきたこの頃になって、バブルの頃から引きずってきた、当時は普通で余裕だった様々な利権・特権が徐々に許されなくなってきているのかもしれないですね。
組合費総額がどのくらいか判りませんが、バブルの頃と同様な組合費の使い方を続けていたら徐々に世間からそっぽをむかれます。俗に言う「血の滲むような倹約節約」を組合役員が続けていれば、組合員も賛同してくれて、災い転じて福になる様なしっかりした組合活動が続けられると信じています。
by あっと (2012-01-11 17:54) 

t-kita

もし市役所の組合が選挙の時に橋下候補を応援していたら、彼はこんなクレームはつけなかったと思いますよ。
つまりこれは平松前市長を応援した組合に対する私怨からきているものなのです。
税金云々などは後付けの理由でしょう。
重ねて書きますが、圧力団体としての労働組合が政治的な活動をすることは決して違法でも何でもないのです。
庁舎内に組合の部屋を割り当てるのは特権でも利権でなく、運動を続けていく中で勝ちとった権利なのです。
それをまるで悪いことのように思わせて「組合は市民の敵」という形にもっていくのが市長のいつもの手法なのです。
by t-kita (2012-01-12 00:22) 

あっと

政治思想・活動の動機は、自分の私怨や共感や理想を、自分や家族・仲間・老人将来世代の為に、自分のエネルギーを注いで実行することと思うので、「私怨」からのエネルギーは普通でしょう。但しこの「私怨」に多くの人が共感してくれて初めて力に転化しますね。例えば大阪では、空港騒音や同和差別も最初は各自の「私怨」でしたが、多くの人の共感を得て「私怨」から「圧力」に転化できて、最後は法律で保護されるまでになりました(個人でも団体でも「私怨」は動機付けの最大な基でしょう)。という事で、「私怨」を振り回すと、どつぼにはまると思います。

次に、公共の作業はすべて税金又は税金が担保となる資金があるから可能であり、「税金」は100円でも大事な物です。
これの使い道は、民主主義ならば、その時代を生きている有権者の了解が必要と思います。右肩上がりで余裕な時代や、「でもしか公務員」を知っている世代は、自由の無い・安月給・夢が無い・社長になれない公務員の姿を見ていただけに
「運動を続けていく中で勝ちとった権利」に共感しています。
しかし、0歳10歳20歳30歳40歳台の市民国民からは、前の4行の事はよその国の事だと思っています。公務員の息子さんで去年普通の民間企業に就職したご子息はきっと嘆かれると思います。
すなわち、
「運動を続けていく中で勝ちとった権利」にも賞味期限があるのではないでしょうか?この期限を引き延ばすためには、従来風の組合活動ではなく、若者現役世代にも少しでも共感が持てるような一工夫も二工夫もある斬新な活動を期待します。
追加)
今の20歳が60歳になって年金貰おうとすると現役2人からの厚生年金でまかなうとか・・・
ちなみに今の60歳は現役11人?が払う厚生年金で賄われ、消費税上げてくれれば、80歳になる迄は逃げ切れるようです。しかしそれ以降はギリシャでしょうか夕張でしょうか?
by あっと (2012-01-13 16:33) 

t-kita

おっしゃることは理解できますが、権力者が「私怨」でその権力を行使することについては疑問を持ちます。権力者には「公正さ」も要求されると思うからです。
もし、労組が橋下候補を応援していたとしたら、今回のように退去を要求したりしていたか。そこがポイントになると私は思っています。
自分の考えと違うものに対して権力者が排除するということは非常に危険なことだと思っています。
むろん、労組のあり方を問い直すことは必要でしょう。私が組合に加入しなかったのは、現在の労組の活動に対して共感をもてないからです。
だからといって組合を排除してもいいとは思いません。組合のあり方に対する問題提起をするならば、市長には他にやり方があったのではないでしょうか。
by t-kita (2012-01-14 00:33) 

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