むりくり

　昨日の日記の「わ」と「は」の件は、高井信さんのご教示で「わ」が正しいと判明。これですきっといたしました。
　言葉ネタを続けよう。
　先日、研修を受けに教育センターに行った時、講師の方が「むりくり」という言葉を使うてはったのが、なんか引っかかった。そういえば、この前もテレビでちらりとそんな言葉を聞いたような。
　これ、私の語彙にないのですね。「むりやり」のことなんやろうけれど。関西弁やと「むりから」といういい方はあるけれど、今時あまり使わんか。
　実は最近妻もこの「むりくり」を使うていたので、これはかなり浸透しているらしい。一応職場に置いてある手持ちの「新明解」で調べてみた。やっぱり「むりくり」はないですね。
　それならネットで検索してみよう。
　ありました。「weblio辞書」というサイトで「東北、北海道地方の方言」と書かれていた。ほんまかどうかしらんけれど、私の語彙になかったのも当たり前。
　方言というのはなかなか凄いのね。関西弁由来の言葉を東京のテレビで使うているのは当たり前になったしなあ。
　ところで、この「むりくり」、どこから誰が広め始めたのか。ネット検索でわかったのは、「テレビで使われていて知らず知らずのうちに自分も使うようになった」ということくらいか。
　くだんの講師の方は関東の方らしいんやけれどね。
　私はあまり使いたくないなあ。使うんやったら関西弁で「むりから」を使います。