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四半世紀のタイムラグ [日常生活]

 出勤したら、大正区役所から資料が届いていた。秋に行う授業で「大阪の中の沖縄」をテーマにフィールドワークをさせたりするので、区役所の方とコンタクトを取って、準備をしているのであります。
 暑い中、扇風機にあたりながらパンフレットを熟読する。
 私は四半世紀も前に、大正区にある学習塾に2年間勤めていたことがあるのです。人間関係、そして仕事のやりがいなどから職を辞して、学校の講師を勤めつつものかきをして、作家になって……というつもりをしていたのですが、まあそれはよろしい。
 2年間、大正区のことなんか何も知らんまま去って行ったんやなあ、と、改めて実感。京都の自宅から阪急で梅田まで出て、国鉄大阪環状線(在勤中にJRになった)で大正駅に行き、バスで泉尾にある教室で授業。仕事が終わったら近くのラーメン屋で毎日キムチチャーハンの夕食をとり、阪急の最終急行で帰宅。毎日その繰り返しで、職場の近隣を見てまわったりなんていう余裕はなかったね。
 はてさて、生徒たちにはこの資料をどう活用させようか。8月に入ってから、一度下見に行こうと思う。四半世紀には全く見えなかったものが見えるに違いない。そして、バブル崩壊とともに倒産してしもうたかつての職場の近辺がどうなっているのか。そういうのも見てみたい。
 四半世紀は長いです。市役所の方に私のかつての勤務していた塾の名を言うても、知らはらへんだもんなあ。「泉尾ゼミナール」から「関西予備校」となり、一時はビルを建てたりもしたんやけれど。あの頃教えていた小学生たちは今は30代半ばか。もし道ですれ違うてもお互いわからんやろうねえ。

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