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歴史は不運の繰り返し [SF]

 本日もコルセットをして出勤。昨日の晩は大丈夫かと思うていたけれど、朝起きるとやっぱり張りが出るんですなあ。
 今日から定期考査。もっとも妖精さんのおかげでしばらく休校した関係で、土曜までの3日間と凝縮してます。予定では5日間やったんやけれども。
 そういうこともあり、試験監督も毎日つまってまして、今日は朝から2時間連続。午後からは事務作業。定時に退散。
 帰宅して読書。読みかけの一冊をついに読了。夕食後は妻と「アルプスの少女ハイジ」を見たりして過ごす。癒されるなあ。乾いた心に慈雨がしみこむ。
 ホームページのサーバからこれまでアップロードしていたファイルを一気にダウンロードする。これでたぶん全部やと思うけれど。明日以降、新たに登録したサーバにアップロードしてみて試してみよう。まあまだしばらくは現在のso-netのアドレスを続行。年明けと同時に移行、くらいの予定。不具合などないか確認してからにしたいしね。
 ジョディ・テイラー/田辺千幸・訳「歴史は不運の繰り返し セント・メアリー歴史学研究所報告」(ハヤカワ文庫SF)読了。タイムトラベルものは好きなのです。特にパラドックスに関する処理をどうするか、そこらあたりが見もの。この作品は、なんと歴史家がタイムマシンに乗って実際の歴史を研究する研究所が舞台。そやけど歴史に介入でけんようにいろいろと制約もあるし、過去に行くために所員は厳しい訓練をせんならんし。主人公はマックスウェルという女性歴史家。これが行く先々で大変な目にあい、挙句の果てに研究所から追放されてしまう。そこからマックスの大反撃が始まるけれど、これもまた思うようにはなかなかいかん。物語は時間旅行そのものよりも、主人公と組織、人間関係に関するトラブルが主体になっていて、ちょっと思うてたんと違うた。ただ、タイトルにもあるように「不運の繰り返し」にあいながらもめげない主人公の奮闘ぶりはおおいに楽しめた。歴史改変とかパラドックスの処理などに期待している人は肩透かしを食らうかもしれんけれど、ひょんなことからパラドックスが回避されたりして、そこらあたりのアイデアはなかなかおもしろいし、ラストに向けて一気になだれこんでいく筆致にはひきこまれた。本書が好評でシリーズ化されたというから、続編が訳出されることを期待したい。まだまだ主人公マックスのど根性につき合うてみたいのです。

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