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字幕より吹き替え [映画]

 今日も出勤日。授業のほか、放課後には奨学金の申し込みのネット入力をしにくる生徒がきたので指導したりする。来月の夏休み前までにはこういう感じで五月雨的に生徒が来て入力することになる予定。とにかく取りこぼしがないようにせんといかん。
 映画を見せる授業では今週から「おろしや国酔夢譚」を見せているんやけれど、これは失敗やった。延々シベリアの雪の中をオホーツクからイルクーツクまで橇に乗って移動し、苦痛に耐えて来たのに、脱落者が出て、それでも帰国に向けて必死になるおっさんたち、というのはあまり生徒たちの興味をひかなんだみたい。
 なによりの失敗は日本映画なのに会話がほとんどロシア語で字幕を読まんならん部分が多すぎるということかも。お山の学校の生徒に限らず、最近の若い人は字幕か吹き替えかどちらを選ぶかということになると吹き替えを選ぶものが多いらしい。字幕を呼んでいると、映画に没入でけんということなんやそうで、確かにそれは一理あるかも。私はやはり字幕派なんやけれど、子どものころテレビの「日曜洋画劇場」などは吹き替えのおかげで楽しめたという面は確かにあった。ただ、そのせいでオードリー・ヘップバーンの声はご本人よりも池田昌子さんの吹き替えやないと違和感を覚えたりするようになったわけやし、局によって違う人が吹き替えたりする場合などは「この声と違う」とかちょっと拒否感を覚えたりしたものです。「刑事コロンボ」のせいでピーター・フォークの吹き替えは小池朝雄さんに限るとか思うたりするようになったけれど、実際のフォークの声はかなり高く軽めの感じで、映画館で「ブリンクス」というフォーク主演の映画を見た時にほんまのフォークの声の方が吹き替えっぽく感じられたり、「カリフォルニア・ドールズ」という映画で穂積隆信さんが吹き替えてているのを聞いて「こっちの方がほんまもんのピーター・フォークのイメージに近いよな」と妙に納得したりしたものです。
 吹き替えにもええとこと悪いとこがあるわけやけれど、生徒に授業で見せる時には内容をよく味わってもらうためにも洋画は吹き替え版で見せている。ところが日本映画でセリフがほとんど字幕というのを生徒に見せてから気がついて頭を抱えたね。
 明らかに見せる映画の選択ミス。昔妻と劇場で見た時は気にならなんだのがかえってあだになった。
 でも途中で他の映画と入れ替えるわけにもいかず、とりあえず来週、最後まで見せるしかない。次の映画はもう少し気をつけて選ぼう。
 定時に退散して、帰宅してからすぐにナイター中継を追っかけ再生で見る。井戸は逆転したのに、クローザーの岩崎投手が打たれてサヨナラ負け。ベイスターズは大のお得意さんやったのに、今季は勝手が違うみたい。明日からは鬼門ナゴヤドーム。完全試合をやられかけたりもしたし、具合が悪いなあ。

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