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あたらしい憲法のはなし [教育]

 今日はお山の学校の文化祭。よって、土曜日やけれど出勤日。私の仕事は金券売り場の当番と、貸し出した物品の返却当番。1時間ごとに売り場に行き、金券販売や未使用分の払い戻しなどをする。もっと忙しいかと思うたけれどそうでもなく、コロナ禍のために食品模擬店をしようと思うたら衛生面などかなりハードルが高いので、それほど金券を使う場所がなかったということらしい。
 昨年は外部からの来客禁止ということになっていたけれど、今年は少し緩和して家族のみ招待券を発行できるということになった。これは警備の担当の先生にとってはかなり楽。なにしろ友だちまで招待客を広げると、マナーのなってない人もかなり混じってしまい、注意したりトラブルが発生したりと大変なんですわ。
 空いた時間は教材作成。「憲法の三大原則」の単元のプリントを作る。ただ、この内容は小学6年生から中学3年生と、何度も繰り返して教わっているいわば常識。日本国憲法前文の写経をさせるという手もあるけれど、何も意味を頭に入れずにただ書き写すだけという生徒が多いやろうから、却下。そこで、日本国憲法公布後に当時の文部省が小学生向けに作成したテキスト「あたらしい憲法のはなし」が「青空書房」のサイトでダウンロードできるんで、そこから重要な部分を抜粋してプリントに掲載するという手を使うことにした。
 このテキストは平易な文章で「主権在民」や「基本的人権」を説明してあり、しかも本質的なことを非常にわかりやすく説いている。高校生にそんなテキストをと思う人もいてるかもしれんけれど、「人権」や「主権」の概念の説明というのはなかなか難しいのです。このテキストは軍国教育を受けてきた子どもたちに噛んで含めるように民主主義について書いてあり、まったくわかってへんことを一から教えるために書かれたものやけれど、わかってるつもりで実はわかってへん人にも最適なもの。今一番読ませたいのは現役の政治家やね。特に「平和主義」を説いた章は、その当時の人たちの「戦争はもうこりごり」という気持ちが強く現れていて、ちょっとばかり心打たれるものがある。
 ま、一度「青空書房」のサイトで探してみてください。
 仕事が一通り終わってくつろいでいたら、生徒がやってきてどひゃっというような相談をしてきた。守秘義務があるのでここには書かんけれど、とらかくその場にいた教員みんながどひゃっとなってしもうた。最後の最後でどえらいしんどい目におうた上に、帰路は土日祝日ダイヤなんでバスや電車の本数が少なく、帰宅にけっこう時間がかかってしもうた。帰宅後少しどぶさってから、夕食。テレビをつけて日本シリーズ第6戦を見たら、バファローズが連勝して優勝まであと1勝に迫った。もし明日スワローズが勝ったら、日本シリーズ史上2回目の第8戦が行われることになるけれど、勢いはバファローズにある。明日は一気に勝負をつけそうな雰囲気やね。もちろん勝負は27個目のアウトを取るまでわからん。どうなることやら。

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