SSブログ

大長編のしんどさ [読書全般]

 今日は寒さは少しましになったとはいえ、夜にベランダに出るとやはり寒い。
 とにかく録画している番組が多いので、午前中はひたすらテレビを見る。ほんまは楽しんで見るために録画しているんやけれど、ひたすら消化するような見方をしているのは本末転倒という感じで嫌なんやけれどね。ただ、見ている間は楽しんで見ていて、見るのが苦痛に感じるようなものがあれば、来週からは録画しないでおくというようにしている。
 今週も(特に名は秘すが)1つそう感じるものがあったので、妻と話をして来週の予約は外すことにした。こうやって1つずつ減らしていくといくぶん楽になる。第3~4話くらいでこうやって淘汰していかんと、結局最後まで見てしまおうということになってしまう。特に最初は楽しんで見ていたのに、第4シーズンくらいになってどんどん辛くなってくるものもある。人気があるので登場人物やエピソードを増やして引き延ばしているというようなものがある。こういうのが一番困る。ここまできたら広げた風呂敷をどう畳むか、その結末を見るまでは見続けざるを得なくなるのですね。タイトルを見たら、初期はそのタイトルに合わせた話なのに、今ではそのタイトルとはずいぶんかけ離れた内容になっているものがそれです。
 昔、少年ジャンプに連載していたとりいかずよしさんの「トイレット博士」なんかそんな感じかな。途中からタイトルにもなっているトイレット博士は出なくなって、「マタンキ団」という少年たちの友情物語になってしもうた。まあ、あれは最初から私の好みやなかったからどうなろうとかまわなんだけれど。
 最近、「新・平家物語」を読むペースが落ちている。読めば面白くて読み進むんやけれど、ページを開くのが少しずつおっくうになってきている。10巻を超えたあたりからその傾向が顕著になってきて、ついスマホのゲームをしてみたり、雑誌を読んだり、ということになる。せめて壇ノ浦までは一気に読んでしもうて、そこで別な本を一冊はさんで、なんて思うていたんやけれど、屋島の戦いの手前で極端にスローペースになってきた。なにしろ大河長編で、主人公も平清盛から源頼朝、木曽義仲、源義経とところどころで変わり、それぞれの動きが絡み合い、読みごたえのある群像劇になっている。ここまでの作品をかける力量のある作家はなかなかいてへんと感心しつつも、一気に全16巻という分量を読み切る気力体力がなくなってきている感じやね。若い頃は山岡荘八「徳川家康」全26巻を一気読みしたこともあるのにね。
 というわけで、屋島の戦いが終わるまではなんとか読み続け、一度別な本(小説以外のもの)に手をつけてみようかなと思うている。そのためにはスマホを手元から遠ざける必要があるな。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。