これが戸郷翔征です！

　今日は定休日。午前中は録画しておいてあった劇場版「呪術廻戦　０」を見たりする。面白かったけれど、迫力のある作画でかなり疲れた。
　昼食後、しばらく読書したり妻とおしゃべりをしたりしてから午睡。夕刻目覚めて社説のダウンロードなどをしてから、プロ野球中継を追っかけ再生で見る。今日もＢＳ日テレのサブチャンネルで試合終了まで見る。解説は鳥谷敬さんと、昨シーズンまでジャイアンツの投手コーチをしていた宮本和知さん。この宮本さんの解説は初めて聞いたけれど、ようしゃべる割に視聴者でもわかってるようなことしか言わん。ジャイアンツファンには悪いけれど、なるほど、このコーチではジャイアンツの投手陣は弱体化するはずや、なんて考えてしもうた。タイガースの梅野捕手がピッチャー返しの打球を放ち、ジャイアンツの戸郷翔征投手の足に打球が当たった。日テレの上重アナウンサーが「大丈夫でしょうか」と聞く。上重アナは松坂世代のＰＬ学園のエースで、立教大の野球部でも完全試合を達成するなどの活躍をした、プロ入りしていてもおかしくないキャリアのある人。そういう人が「大丈夫でしょうか」と聞いているんやから、怪我をするような部位やったかということを質問したんやと思う。ところが宮本さんの答えは、「戸郷翔征は痛いの痒いのという男ではありません！」。戸郷が痛い痒いと言わんでも、怪我をしてて投げられんかもしれんやんか。しばらくダグアウトに下がって治療し、平然とした様子でマウンドに戻った戸郷を見て、宮本さんは「これが戸郷翔征です！」とがなる。別に骨折したわけでも足を引きずっているわけでもない、軽症やったみたい。別に戸郷投手でなくともそれなら普通に試合に戻るでしょう。なんかものすごいことをしてるみたいに言うのです。
　宮本さんの隣には、顔面骨折をしてもマスクをつけて試合に出た鳥谷さんがいてるし、鳥谷さんは死球で骨折しても片腕でヒットを放った金本知憲さんの姿を見ている。そんな「鉄人」を横に、何を自慢げにがなってるんやと白けてしもうたのです。賢明な鳥谷さんはずっと黙ってましたし、上重アナもつっこんだりしてませんでしたけどね。言葉にならなんだのかもしれんなあ。
　試合はタイガースの３連勝でジャイアンツに引導を渡した。いよいよタイガースとカープの優勝争いという感じになってきたぞ。