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日本の教育はダメじゃない [読書全般]

 今日は定休日。勤労感謝の日と重なる。朝食後、何本か録画した番組を見てから、月曜に移動させた積ん読やCDなどをまたもとの位置に移動させる。すぐに読みたい本やもう一度聴きたいCDなどを選別したりしていたので少し時間がかかる。かなり疲れた。
 昼食時に午前に録画した阪神タイガースの神戸優勝パレードを見る。選手たちの笑顔、ファンの人出などでまたまた優勝の喜びをかみしめ直す。神戸には30万人の人出とか。
 昼食後、午睡。起きて社説のダウンロードなどをしてから録画した大相撲九州場所を見る。霧島と琴ノ若の2敗対決は霧島がうまい相撲で琴ノ若を下し、豊昇龍と熱海富士はがちがちの豊昇龍がいつもの相撲が取れず押しこんだところを熱海富士につき落され、トップは霧島と熱海富士が並走。熱海富士は先場所の優勝決定戦進出が良い経験になったのか、初めての結びの一番でも緊張の色はなし。
 夕食後、午後に録った阪神タイガースの御堂筋優勝パレードを見る。なんという人の波。CGでコピーして作った人波とは違い、思い思いのタオルなどを持ったりしているのでよけいにその凄さがわかる。御堂筋だけではなく東西の道にも人があふれ、そんな所から見えるんかいなという遠方にまで人がいる。35万人の人出とか。午前中のオリックスバファローズのパレード、神戸のパレードとあわせて100万人の人でやったそうな。最初から見に行く気はなかったけれど、とてもそんな人混みには行けません。
 午前中のサンテレビのスタジオでは濱中治さんと井川慶さんがゲスト出演。パレードを経験したら、また優勝してこの人たちの声援を受けたいという思いになるらしい。それにしても天気も良く、暖かい日になって、まずはよかった。ボランティアの名目で動員された大阪府職員の方にはしんどい一日になったと思うけれど。人垣の前の柵を抑えるためパレードには背を向けたりしてはったから、ろくに選手を見ることもでけなんだやろうしなあ。
 夕食後、読書。読了後、また寝落ち。寒かったりぬくかったり日によってこうも気温差が激しいと体調が不安定になるなあ。
 小松光、ジェルミー・ラプリー「日本の教育はダメじゃない-国際比較データで問いなおす」(ちくま新書)読了。PISAなどの国際学力検査のデータを指標として、たび重なる「教育改革」が果たして必要やったかどうかということを検証。日本の教育は、時の政府が否定して「改革」するほどひどくないということが、他国との比較から見えてくる。創造性がなく思考力がない」というては「ゆとりの時間」や「アクティブ・ラーニング」や「観点別評価」など指導要領が変わるたびに現場を振り回す文部官僚や、「教育再生」や「教育改革」を主導する内閣に対してちゃんとその根拠を検証したのかどうかという疑問をつきつける。私も「総合的な学習の時間」の主担をしたり、この歳になって観点別評価に悩まされたりしているので、このような検証を見ると「ほんま、新しいことを導入して仕事を増やさんといてほしい」という思いは決して的外れやないということがわかり、心強くなる。特に、海外で日本の教育方法を取り入れたり、日本の教員の取り組みを高く評価しているにもかかわらず、教員免許更新制度を導入して「教員の質をあげる」という「改革」には本書の著者たちは疑問符を呈しており、それが廃止になったのにはもしかしたら著者たちの検証の効果かもしれん。なにしろ海外の教育研究家からは「日本は現在の教育水準を維持し続けてほしい」とされ、「改革すべき」などという指摘はないという事実に、学校関係者はもっと胸を張ってもええと、読後に意を強くした次第。

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