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寺尾常史の死 [追悼]

 今日は「たちよみの会」例会。朝から録画した番組を見たり「仮面ライダーガッチャード」を見たりしてから外出。寒波が一気に襲ってきたけれど、歩いていたり空調の効いた電車に乗ったりしていたら汗をかく。で、外に出たら汗が冷える。汗かき体質は特に寒くなってくると辛い。
 今日は古参Y氏は仕事で来ないことがわかっていたけれど、何年かぶりで湯川さんが顔を出してくれはった。短時間とはいえ、お元気そうな顔を見ただけで嬉しい。こういう風にひょっこりと顔を出してくれる方がいてはると思うだけで、もしかしたら一人きりで過ごすかなと思うていてもこの例会はやめられん。
 今日は「フランソア喫茶室」を後にしたあと、一人で「丸善」に。文庫本を何冊か買い、その足でお歳暮を買いに千枚漬の「大藤」へ。お歳暮の発送と、自宅用に千枚漬を買う。阪急の特急で帰阪。帰宅後、さすがに疲れて少し寝る。夕食時、さっそく買うてきたばかりの千枚漬を食す。老舗の味は今年も美味なり。
 夕食後、しばらく読書。明日から仕事なんで、少しでも読み進めたい。
 大相撲のもと関脇で現錣山親方の寺尾常史関の訃報に接する。享年60。心疾患で入退院を繰り返してはったということやから、おそらく死因は心疾患。実兄の逆鉾関は心不全で亡くなってはるから、もともと心臓の弱い家系やったんかな。
 寺尾関というと、太ることができなんだけれど、筋肉質の美しい体型から繰り出す回転の速い突っ張りが印象的。とにかく手数が多く、相撲中継で何発張っていたかをカウントしたりする企画があったりもした。突っ張りの相撲は弟子の阿炎関にも受け継がれているけれど、師匠のように回転が速いわけやない。阿炎関の突っ張りにあの速い回転があればと何度思うたか。それでも入院中やったとはいえ、存命中に賜杯を抱く姿を見せられたのは師匠孝行な弟子やねえ。
 それにしても60歳というのは逝くには早すぎるやないか。「花のサンパチ」ということで、昭和38年生まれなんやけれど、早生まれなんで学年でいうと私と同じ。同学年では現芝田山親方のもと横綱大乃国関がいてる。
 貴花田が台頭してきた時に当てられ、ええ勝負をしながらも敗れ、下がりを叩きつけて悔しがった姿が記憶に残る。その貴花田こと貴乃花親方とともに改革派として新しい一門に加わったのは、その一番が正味のガチンコで、何か通じ合うものがあったということなんやろう。解説では特に弟子の阿炎関に厳しい言葉をかけていたなあ。その解説からも誠実さがにじみ出ていたように思うし、弟子の豊真将関の礼儀正しさを見ると、師匠としていかに躾を重んじていたかがわかる。やんちゃな阿炎関が謹慎のあと心を入れ替えたようになったのも師匠の指導の賜物やったんやないか。部屋はおそらく豊真将関が継ぐことになるんやろうけれど、きっと師匠の遺志を継ぎ、立派な力士を育成すると思う。
 とにかく常に全力で突っ張っていた寺尾関。男前で女性ファンも多かったなあ。私も好きな力士の一人やった。
 謹んで哀悼の意を表します。

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