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岡田タイガース最強の秘密 [読書全般]

 今日は出勤日。3学期向けの教材作成、学年末の成績を出すためのエクセルの表作成などで1日つぶれる。とにかく時間に余裕のある時に手間のかかることはすませておかんと、いざという時に時間がないとばたばたせんならん。それは避けたいからね。
 定時に退出し、直行で帰宅。しばらく寝床にどぶさり、スマホをいじったり本を読んだり。夕食後も読書など。明日は私の御用納め。鋭気を養っておきたい。
 吉田義男、田淵幸一、江本孟紀、掛布雅之、金村曉、赤星憲広、改発博明「岡田タイガース最強の秘密」(宝島社新書)読了。タイガース日本一便乗本。7人の書き手がそれぞれの視点から見た岡田監督像を語る。掛布さんは優勝時に出版されたものと内容がかぶるから、他の人を選んだほうがよかったんやないか。面白かったのは赤星さんで、彼が現役時代、岡田語の通訳を若手に対してやっていたらしい。なにしろ岡田監督は頭の回転が速いのか言いたいことを整理でけんのか、過程をすっとばして結論しか言わなんだりする。金村さんのコーチ要請を受けなんだ裏話も興味深かった。前回の監督時に1年だけとはいえ岡田監督のもとでプレーしていた金村さんは、その時の記憶から特定の選手ばかり起用して故障した時に、二軍コーチとしてケアするという役割になるやろうと予想していたけれど、ふたを開けたら故障者が出んように選手起用をしていたので要請を受けておいたらよかったと述懐する。吉田さんは1985年優勝時の思い出が中心。江本さんはあまり内部のことに精通してへんので、外から見た印象のみ。田淵さんは星野監督との比較。もとデイリースポーツ社長の改発さんだけはあまり表に出てこないような岡田監督のエピソードを紹介していた。ただ、これもデイリー電子版に不定期連載されていたものとほとんど同じ内容。私は岡田監督誕生の裏でサンスポの「鬼筆」が関わっているとにらんでいるんやけれど、そこらあたりはさすがに改発さんの立場では明確なことは書かれてなんだなあ。
 これは新書で出すんやなくて、昔の「別冊宝島」みたいな感じの冊子にした方がよかったのでは。「最強の秘密」などは書かれてへん。あくまで今季成功したことをそれぞれが別の口で語っているだけに終わっている。便乗本らしい急ごしらえ間の強い一冊でありました。

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