耄碌秀吉

　今朝は駅伝中継のため、「戦隊」など日曜のいつもの番組は放送なし。いつもの番組がないというのはやはり物足りないものです。もっとも、そのぶん、深夜に録画したアニメをたっぷり見ることはできたんやけれどね。
　昼食後は例によって午睡。夕刻起きてパソコンを立ち上げ、ものかきがらみのお仕事をする。なんとか本日中に完了。先月は忙しかったり疲労困憊したりしていて〆切に間に合うかどうか心配やったけれど、なんとか間に合うてほっとする。
　夜は「軍師官兵衛」などを見る。「軍師官兵衛」では豊臣秀吉を竹中直人さんが演じている。竹中さん主演の「秀吉」以来、二度目の秀吉役なんやけれど、実は前回の「秀吉」では、醍醐の花見あたりで話を終わらせ、晩年の耄碌した姿は見せなんだ。私は大河ドラマの秀吉役の見せ所は、この耄碌したところにあると思うていたので、前回は竹中秀吉がその姿を見せずに終わっていたのを不満に思うていたのです。
　で、今回は主役が黒田如水ということで、秀吉の死後、関ヶ原の戦いまで物語も進むはずなので、やっと竹中秀吉の耄碌演技を見ることができてなにより。さすが怪優竹中直人、虚勢を張っている姿と弱気になってべそべそしている姿を使い分け、歴代の耄碌秀吉に負けない演技を見せてくれている。ちなみに私は「黄金の日々」の緒方拳さんの耄碌秀吉がベストと思うているのであります。それに次ぐのは「功名が辻」の柄本明さんかなあ。さて、来週はいよいよ秀吉の最期。緒方秀吉の鬼気迫る演技にどこまで迫ってくれるか楽しみであります。