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青少年の健全な育成について [読書全般]

 今日は一日休養日。昨日「中原の虹」は読み終えたんで、「マンガはなぜ規制されるのか」や「ガンダムと日本人」などの新書をがしがしと読む。
 特に「マンガはなぜ規制されるのか」は戦後すぐの悪書追放運動から現在の東京都の“非実在青少年”にいたる過程をくわしく客観的にたどっていて興味深かった。警察権力が当初は「母の会」などの団体の運動を隠れ蓑にしていたのに対し、現在は露骨に規制の主体となっているあたり、空恐ろしいものを感じた。
 何か事が起きたら特定の者を徹底的に叩きまくったりする風潮も嫌やけれど、力のあるものが権柄づくで人を従わせたりするのも嫌ですなあ。そして、大人のするそういうものを青少年たちは「そういうもの」として見て育っていると思われるので、規制と称して権力者が何かを一方的に叩く姿勢そのものが結局青少年の健全な育成を阻んでいるんやないか。
 前々からそう思うておりましたが、今日読んだ本でそれを確信したですよ。

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