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白鵬の審判批判 [大相撲]

 日曜日の大相撲千秋楽、優勝力士インタビューで白鵬関は「記録では抜きましたが、精神面ではまだ大鵬親方には届いていません」と言うた。
 今日、一夜あけての会見で、それをはっきり示してしもうた。13日目に稀勢の里との一番で物言い取り直しとなったことをあげて、審判委員を批判し、「子どもでも勝敗がわかるくらいはっきりしていた」という旨の発言をしたという。
 大鵬は46連勝をかけた一番で戸田に押し出されて連勝をストップさせたけれど、実は戸田の足が大きく土俵の外に出ていて、明らかに大鵬の勝ち。翌日の新聞では「世紀の大誤審」と書かれた。それに対し大鵬は「負けと取られるような相撲を取った私がいけない」と誤審に対して不服を示すようなことは一言も言わなんだという。
 白鵬と稀勢の里の一番は非常に微妙で、取り直しは順当やったと私は思う。それよりか、一瞬稀勢の里が土俵際で逆転勝ちしたかと思うたくらいや。
 物言い取り直しにあとからクレームをつけるくらいなら、最初から物言いがつくような詰めの甘い相撲を取った自分に対して厳しくあたってほしい。尊敬する大鵬ならそうしたはずや。
 せっかくの大記録にみそをつけるような発言をした白鵬に対し、私は残念でならん。双葉山も大鵬も北の湖も千代の富士も貴乃花も、大横綱と呼ばれる力士がこんな発言をしたという記憶は、私にはない。白鵬曰くの「相撲の神様」は認めてくれんと思うぞ。

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伊藤正一

いずれにせよ、これは外国人横綱だからこそ出てきた発言であり、問題なのはたしかなことですね。横綱としては許されないものだとしても、白鵬を一方的に責めるのはどうでしょうか。一部報道によれば、日本へ帰化しないままの一代年寄り襲名に関し、協会と白鵬の対立が深まっているとか。

今回の発言をきっかけに、白鵬への帰化圧力はますます高まることでしょう。それがこじれて偉大な横綱の一人が協会に残らない、なんて事態になったら、それこそ相撲界の損失になるのでは、と危惧しています。

by 伊藤正一 (2015-02-03 12:24) 

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